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FAP療法

本来の”私”はどんな私?

FAP療法   2022/06/05 (日)  9:50 AM

インゲンの方もスクスクと大きく成長している感じです。結構インゲンは育てやすく、勢いよく成長してくのが痛快だな~!って感じであります。緑黄色野菜は身体に良いので重宝するなって感じです。

 

日々、様々なクライアントさんの回復される姿を拝見しています。その姿は非常にパワフルであり、かつしなやかな感じでいらっしゃるなと驚かされる感じがあります。

 

ご来室当初の頃を振り返り、「お~!」ってその変化に驚かされる感じですい。非常に本来の「美しさ」と「力」が見えてくる、そんな姿のように思います。

 

時々、ブログでは「本来の"私"」と記述しておりますが、回復される展開というのは「本来の”私”」に戻っていく感じなのかも知れないなと、お話を伺っていて感じました。

 

何かを付け加えるのではなく「本来の”私”」に戻っていく。そんな感じかも知れません。

 

アダルトチルドレンや幼少期のトラウマ(複雑性PTSD)の問題を抱えていますと、語弊がありますが、本来のご自分が抑圧されてトラウマに操られてしまうという人生の展開になるように思います。

 

実際にトラウマの性質は「再演」や「逆再上演」という影響もあるように、ご自分の人生が知らず知らずにトラウマによって振り回されてしまうという事は実は良くあることかもしれません。

 

ですので楽になりたい、自由になりたいって強く願っていても、そのトラウマの部分の影響によって、トラウマのルートに戻されてしまうという事が実はあるのです。

 

しかもトラウマの性質として記憶から欠損してしまう問題や、トラウマ自体を抑圧したいと思う作用もあるのです。ですので気がつかないうちに、ご自分の人生が望んでいない方向に展開して行くという事が起こるのです。

 

そんな時に師匠の大嶋先生がご提唱している、FAP療法がその手の届きにくいトラウマの問題にアプローチできる部分があるのだなと思うのです。

 

トラウマの問題は、言葉として表現しにくい感覚的な部分である側面もあります。言葉として表現し感情を吐露していけば、そのトラウマの記憶と感情は統合されて整理されて行く。するとトラウマによって影響を受ける事は回避できてくる。

 

だけれども言語化しにくい側面もまた、トラウマ治療の難点であると考えられます。様々な強烈な感覚はわかるのだけれど、その感覚に名前がついていない状態。

 

FAP療法(Free from Anxiety Program:不安からの解除プログラム) は、2001年に大嶋 信頼 先生によって開発された心理療法で、PTSDの諸症状や恐怖症の克服等に劇的に効果を示します。トラウマ治療研究の盛んなアメリカでは、トラウマ治療の方法としてEMDR、TFT等があります。FAP療法はその中の一つとして位置付けられています。

 

トラウマによって作られてしまった生き方、そして問題や症状というものから解放されて行くと、段々と「本来の”私”」に戻って行かれます。

 

それは非常に美しい姿なのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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