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家族問題

家族問題のカウンセリング

カウンセリングルーム・グロースでは、「家族」の中で起こっている様々な問題についてご相談をお承り致しております。お一人で抱えて悩まず、一緒に解決の道を探していきませんか?

 

●子供の問題

<乳幼児・小学生>

•病院で問題ないと言われたが、頭痛、下痢、吐き気等を繰り返す

•発達の遅れ

•幼稚園や学校に行きたがらない。

•友達が出来ず疎外感を抱えている

 

<思春期・青年期>

不登校 

摂食障害(拒食症、過食症)

•ゲーム依存、スマートフォン依存

発達障害の疑い

•いじめ被害

• 家庭内暴力

•問題行動(万引き、援助交際、薬物等)

•自傷行為

感情のコントロールが出来ない

•勉強に集中できない

•ひきこもり

•ご両親との関係不和

• 反抗期の子供の対応が苦しい

 

●配偶者・パートナーの問題

•鬱病、不安障害等の精神疾患を抱えている

•DV(身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力)がある

お酒、ギャンブル依存等

•感情の起伏が激しい

•パートナーの発達障害によるストレス

(カサンドラ症候群)

•浪費癖

•浮気

 

●親の問題

•病気や介護等についてのお悩み

•親せきや近所の人とトラブル

•依存されて苦しくなる

•親に対する執着心と葛藤でお悩み

家族問題ご相談例

家族を選ぶか、自分の生活を選ぶか悩んでいます。

 

父の介護に母は疲弊しています。ほぼ毎日、それも仕事中でさえ母から父の介護のことで連絡が入り、そのたびに胃のあたりが硬直します。仕事への集中力も持続しません。

 

数年前、兄は起業すると言って私から借金したきり、実家にあまり寄りつかず、怒り口調で「忙しい」を理由にまともな話ができません。もちろん、疲れた母のヘルプなど兄はする筈もなく、父の介護など言わずもがなです。

 

介護ヘルパーのサービスを使用していますが、あたふたして何もできない母の代わりに、私が休みの日を使って、その手続きをしています。時々「この場所から逃げられたら、、、」という思いが、ふと頭に浮かぶと同時に「母も父も見殺しにするの?」という自責の念が浮かんできます。

 

今、改めて「私は家族とどのように接してゆけばよいのか?」と迷いが出てしまいます。逃げたい自分と罪悪感を感じる自分、、、、どうすればよいのでしょうか。

 

 

娘の摂食障害が直りません。 

 

以前は、夫のアルコール依存で振り回されていましたが、様々なトラブルの末、現在断酒して半年経ちましたが、夫がお酒をやめて、ほんの少し家庭が落ち着いたころから長女の過食と嘔吐がはじまりました。

 

会社も休みがちになり、心配すると娘は怒り出しますのでまともな会話すらできません。引きこもりがはじまって3か月が経ちます。次女は国体に出るほどのアスリートで、地方の大学の寮生活をしています。

 

次女に頼りたいものの、家の事で試合に支障があったらと、長女のことも夫のことも誰にも相談できません。不眠や動悸、頭痛が日常化しています。

家族問題:ジェノグラム(家系図)について

当相談室ではジェノグラム(家系図)を元に、ご来室される方々のご相談をお承りさせて頂いております。ご家族の問題、そしてクライアント様の抱えておられる様々な問題は、「個」としてよりも「家族」という枠組みの中で影響を受けている場合もございます。

 

「世代間連鎖」と言って上の世代からの影響受け、それによって今現在のご家族の中で、問題が発生しているかも知れません。問題を抱えている時「自分が何かいけないのでは?」と、ご自分を責めてしまっている事がございます。しかしその多くは上の世代からの影響によって、問題が作られてしまっている事もあるのです。

 

面接では現在の状況をお伺いさせて頂き、ご両親との関係性、その父母それぞれの家族関係(祖父・祖母)について伺って行きます。

 

上の世代から受け継がれているトラウマや遺伝的影響等が、ジェノグラム(家系図)をお伺いしていく中で分かって来る事がございます。こうした「世代間連鎖」を視覚化し、分かりやすくする為の家族関係図が、心理カウンセリングでは「ジェノグラム(家系図)」と呼ばれています。

 

心理カウンセリングでは、クライエントさんの原点となる家族関係(3世代まで)を遡り把握させて頂く事が重要となります。その入り口が心理カウンセリングでは、初回面接(インテーク)と家族関係図(ジェノグラム)になります。

 

ジェノグラム(家系図)は「なぜ今この様であるか?」という、現在抱えている問題を解決していくための「答え」を探る為、その問題を解決していく為の「地図」を作っていく作業となります。

 

A.J.サメロフとM.J.チャンドラーの「相互作用説」によれば心の発達は「個体と環境の絶え間ない相互作用の産物として形成される」それ故に、離婚問題、引きこもり、依存症や摂食障害などによって家族関係の危機に直面している場合は、今一度、家族の関係、役割、背景を意識化(言語化)して言葉にしてゆく作業が不可欠となります。

 

家族の環境的要素、遺伝的要素、親の身体疾患の影響などから、クライエントの方を取り巻く生活環境を客観的に理解する事で、そこに流れている「世代間連鎖」の影響と「なぜ今、この様であるか?」という謎の答えが浮き彫りになって来ます。

 

●なぜほかの兄弟がいるのに自分だけ親の介護に苦しむのか?

 

●どうして子供は引きこもっているのか?

 

●どうして父や母の一挙手一投足ばかり気にしてしまうのか?

 

●なぜ子供の反抗的態度に、こうも感情が揺さぶられるのか?

 

この様な様々な問題への「答え」がジェノグラム(家系図)から発見出来るのです。

家族問題:機能不全家族

仕事やアルコールなどの依存症をもつ親、○○家の伝統を何よりも重んじる親、過保護や過干渉の支配的な親など、自己よりも「家族」という小集団の状態を維持したり、援助したり、気遣ったりする事で、愛情を拒否し、人に甘えることができなくなる。

 

親と子の立場が逆転し、親を援助しながら「いつか親は私を評価してくれるかも知れない」と親を支える子どもは、成長と共に生きづらさが増幅してしまうかも知れません。

 

上記の様な機能不全な家族には、3つの類型というものがございます。

ご自分は機能不全家族の中のどのタイプだったでしょうか?

 

機能不全家族の3つの類型

 

①完全家族(perfect family)

父親が家長となり、それ以外のメンバーは服従しています。家族は父親の弱さに薄々気がついています。父親のプライドを傷つけないように注意しながらの生活のため、他者が介入すると独特の緊張感やひと昔前の時代なのではと思ってしまいます。家族には日常的な緊張感は抑圧されているため、病理として表出します。

 

②過保護家族(over-protective family)

父親が不在で存在感がありません。又は、母親は父親を軽蔑し、母と子が密着状態になります。その関心や世話は過剰に子どもへと注がれるため、母の味方にまりますが、成長と共に母親の支配に強い憎しみとやさしさとが同居するアンビバレント(両価的)な葛藤から病理がは発症します。

 

③無秩序家族(chaotic family)

まとめ役がいない家族です。家庭は無秩序で父も母も依存症や浮気などの異性問題が常習化しています。子どもも反社会的となり非行を繰り返します。

家族問題:家族療法の考え方

対人関係や家族の影響が、精神疾患を発症させるという家族研究は1940年代からアメリカで発展します。

 

統合失調症の患者は、入院⇒退院⇒家族のいる自宅に帰宅⇒再び発症を繰り返すことから、家族関係やコミュニケーションに問題があるのではという仮説が家族療法のはじまりとなります。個人カウンセリングとは異なる「家族システム」として人間関係の相互作用に着目します。この様に個人の抱えている問題を、家族の中の中でのコミュニケーションの有り様の中で捉えていくのです。

 

家族療法では、症状を発症して問題を起こしている人は、IP(Identified Patient:患者とみなされている人)と表現されます。つまり、問題を抱えている方を問題視しないのです。様々な家族関係の中で引き起こされている、コミュニケーションに焦点を当てて行きます。

 

実際に当相談室にご来室される方々も、様々な症状や問題を抱えておられる場合がございます。しかし「家族」という枠組みで問題を眺めて行く事で、IPを取り巻く家族環境自体に様々な解決の糸口が潜んでいる事があります。

 

IPはその問題についていち早く察知し、警笛を鳴らしていると言えるでしょう。IP(Identified Patient:患者とみなされている人)とは鳥の”カナリア”に例えられる事があります。炭鉱で働く労働者は、その作業にあたりカナリアを携えて山に入って行きます。それはカナリヤはいち早く「空気の薄い状態を察知する事が出来る」からです。

 

そのカナリア:IP(Identified Patient:患者とみなされている人)によって、家族問題の本当の解決の糸口が見えて来るかも知れません。

 

家族の中のコミュニケーションパターンとして、二重拘束(ダブルバインド)という理論があります。

 

以下に紹介していきます。

家族問題と家族関係理論

二重拘束(ダブルバインド)仮説

 

提唱者グレゴリー・ベイトソン(Bateson ,G.1904~1980)は、精神的混乱を引き起こすコミュニケーションを多用する親の子どもは、精神疾患を罹患しやすいとして研究された理論です。

 

上の相談内容に掲載しました事例②の「絵の勉強してもいいけど、あなたの作品は印象に残らないからダメよ」も、肯定と否定のメッセージを含んだダブルバインド的なコミュニケーションと言えます。

 

「あなたの好きなようにしなさい、でも、海外では生活しないで」これの方がわかりやすい例と言えます。「好きなようにしなさい」であれば、海外で生活してもよい筈です。

 

このように、相矛盾する二つのメッセージを受け取った者が,その矛盾を指摘することができずに心理的葛藤が日常化していると、症状が表れるとベイトソンは考えました。ダブルバインドは無意識への暗示が入るため、拘束感によって自我は緊張と不安を強いられます。

家族問題:関係の癖の変容とFAP療法

アルコール問題摂食障害を介在したコミュニケーションは、親子共々自立を阻む過干渉や過保護を断ち切れない苦しさや見捨てられ不安、トラウマ体験がその背後に隠れていることもあります。

 

親自身が、上の世代(祖父母)との葛藤や不安を抱えてしまっているがゆえに、子育てや夫婦関係において問題を抱えてしまう場合は良くございます。その行動パターンや不合理な癖と化した関係を変容をさせることが重要となるかも知れません。

 

癖は自分のものなのに自分でその癖を変えるのは至難の業です。他人からもらったものが癖となって体を通じて表現されていたらどうでしょうか。母親自身の祖母との不安定な愛着関係が、孫の”私”に影響してしまい不登校の問題に繋がっていた事例もございます。

 

FAP療法はこうした癖(くせ)を、後年「あれは何だったのか?」と思わせる負の信念や不合理な行動を変化させる効果を発揮します。その苦しさや見捨てられ不安はあなたのものなのでしょうか? 親やご先祖様のからの影響だとしたら、なぜあなたを親やご先祖様はそんなに苦しめるのでしょうか?

 

今生きているのはあなた自身です。ご先祖様に至ってはここにはいません。あなた自身が世界の全体であり中心であります。それ以外はすべて部分の筈です。あなた自身が自分の人生の部分であったとしたら、本末転倒ではないでしょうか。他人のものはしっかりその人に返す、そして純粋な自分の中の「こうありたい」を実感し、実践してゆくことが大切です。

 

フランス中世の哲学者ルネ・デカルトの命題「われ思う、ゆえに我あり」は正しく、「自分は純粋な部分としては存在できない」ということも語っているように思われます。

 

こうした部分と全体の逆転を生じる家族関係のコミュニケーションや行動パターン及び信念へのとらわれを修正し、改善させる方法として当相談室ではFAP療法を用いながらご提案させて頂いております。

 

●カウンセリングをご希望の方は、こちらをご確認下さいませ。