●カウンセラー紹介 大塚 静子
2005年9月にアライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院修士課程(家族と子供専攻)を卒業致しました。卒業と同時にアルコール依存症専門病院にて、ケースワークと、心理カウンセリング・心理テストを中心に従事致しました。こちらの臨床現場では、主にアルコール依存症、薬物依存症、その他依存症(摂食障害、ギャンブル等)の各種依存症を中心にスタッフとして関わらせて頂きました。
依存症の臨床現場で一人一人のケースを拝見しますと、幼少期のトラウマの問題が影響を及ぼし、大人になってから依存症の問題が引き起こされてしまっているケースが多くありました。
そして臨床家として幼少期のトラウマに特化した形で取り組みたいと考え、家族臨床とトラウマ治療を専門とした相談室、IFF/CIAP相談室にて常勤心理士として研鑽を積んで来ました。
こちらの現場ではより臨床心理士として個別のケースの方々の幼少期のトラウマヒストリーを大切にしながら、そこから派生するアダルトチルドレン的な「生きづらさ」や、各種依存症、対人関係の問題等を中心に臨床活動を進めて来ました。トラウマ治療では短期で安全な形で効果を発揮するFAP療法を用いトラウマ治療を進めさせて頂きました。また臨床家としての研究活動では各種学会に所属しながら学会発表を経験しました。
また2011年の震災後から、被災地に出向いてボランティア活動をされる方々向けの講師を務め、東京都や大学主催の講座を担当させて頂きました。そして家族問題を主とする、ジェノグラム(家系図)を中心とした連続講座も開催致しました。
2014年に横浜にてカウンセリングルーム・グロースを設立致しました。開業してからは大学にて非常勤講師にて「心理療法」「精神保健学」を担当致しました。当相談室には幼少期のトラウマを背景とする様々な問題を抱えている方々がご来室されます。それぞれの背景には、幼少期からの継続的なトラウマから派生する複雑性PTSDの問題を抱えている場合が多く考えられました。
日々、様々な方々がそれらの問題から解放されて自由に生きられる姿を拝見する時、「複雑性PTSDの回復には何が起こっているのか?」という事に強い関心を持ち、複雑性PTSDに対するFAP療法の治療効果について統計的研究を行い、国際トラウマティックストレス学会にて発表を経験致しました。
今後、幼少期のトラウマを背景とする方々に対し、安全で安心出来るトラウマ治療をご提案させて頂き、より自由に生きていかれるよう誠心誠意取り組まさせて頂きたく存じます。
・研究実績はこちらをご参照下さい
●大学院
・アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
修士課程卒業
●資格
・ 臨床心理士(NO:18162)
・ FAP療法上級資格取得
●学会
・日本臨床心理学会
(International Society for Traumatic Stress Studies)
●著書
・大塚 静子 著『甦る魂, 児童期性的虐待のトラウマからの回復と冒険物語』
青山ライフ出版
●経歴
・2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
修士課程卒業
・2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療
に携わる。
・2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられる
IFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
・2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
・2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師
「心理療法」,「精神保健学」担当