アダルトチルドレン 2022/03/16 (水) 5:13 PM
お休み中はヒヨコ豆の種を蒔きました。野菜を育てるのは楽しいですね。
ついつい野菜の苗などが園芸屋さんにあると「キラ~ン!」って感じで惹きつけられる感じがあります。もう少し暖かくなったら中玉トマトの種を蒔こうと思います。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「なるほどな~」って感じで興味深い感じがあります。
機能不全家族の中で育ち、そしてその家族の中で様々な役割を背負って生きるという事があります。その中で「親の着ぐるみ」を着て、今現在の日常生活を生きてしまうという事は実は良くあるように感じます。
例えば両親の葛藤状態の中、母親が不幸な場合、問題を抱えてしまっている場合、子供は「母親の笑顔が見たい」って思って、一生懸命に母親を支えて「いい子」としている場合があったります。
アダルトチルドレンの「イネイブラー(支え手)」とか「ヒーロー(英雄)」という「役割」を背負い問題を抱える母親の苦しみを背負って生きる。
その時に「母・子」のカプセル状態が出来上がってしまう事があります。
母の苦しみ、問題を子供が支える事があるかもしれません。
その時に、母親の属性を子供がシェアするという事が起こってくるように思うのです。
母親の被害者意識、母親の恨みの感覚、人生に希望を感じられない感覚などを子供が背負ってしまう。
まさしく「母親の着ぐるみを着た生き方」が出来上がってしまうのですよね。
それは生きづらくなっても当然かもしません。問題を抱え生きづらい母親と同じ状態になるのですから。
幼少期のトラウマの問題から解放されて行くと、次第に「母親の着ぐるみ」を着ないで生きられるようになります。
それまで日常生活の中で、周りの物事に対する執着心や万能感によって心のエネルギーが消耗してしまっていた。時間とエネルギーがそこに消耗されてしまっていた。
「母親の着ぐるみ」を脱いで行くと、”私”が心地よい時間と空間が次第にできてくるのです。
”私”のゆったりとした凪の時間の中で、”私”がやりたいことのために時間を使うことが出来るのです。身軽に楽に生きて行く事が出来るのです。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
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