アダルトチルドレン 2022/04/15 (金) 11:57 AM
庭の方にあるグリーンピースさんはスクスクと成長しています。冬の間は10㎝ぐらいの感じでしたが、今はもう50㎝まで背丈が伸びております。
グリーンピースの花もクリーム色で可愛らしい花であります。そろそろお花が咲く頃かも知れません。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見致しております。その方らしい美しい姿に「いいな~」って感じます。
幼少期のトラウマの問題からの回復というのは、ある意味「生き方」が変わるのだなとやはり実感します。
カウンセリングの進展は「内省」の中で進んで行くように感じます。ご自分の様々な要素を「認め」て、受け入れて行く。
そのような作業をカウンセリングの中で進めて行くように感じます。皆様、よく「内省」をされておられてお見事だなと感じます。
ご自分を「認め」、「内省」をされるという事は、他でもないご自分を慈しみ大切にして行く作業かも知れません。そして内省をされて行く事によって、「私は私のままで良い」という安心感と共に、そこから導き出される「私らしさ」が育って行くのですよね。
”私”の中に唯一無二の美しさがある。
それを「内省」の作業と共に進めて行くように感じます。
私自身を振り返りますと、この「内省」という作業を物凄く嫌悪していた時代がありました。
家族の問題を抱え、それが当時の自分にとって到底受け入れ難い感覚を抱え、アダルトチルドレン特有の家族間葛藤や虐待の問題が潜む歴史というものを、自分の歴史から排除しようと無意識にしてしていました。
「私は普通、私はしつけの厳しい家に育っただけ」「何も問題はない」
自分の中に「否認」があったのでした。
だから「内省」となると「やめて!」って感じで、強く拒否をしたくなっていたのでした。
だけど「自分は大丈夫」と豪語してるのだけれど、その影響からくる様々な問題を抱えていた。問題だけを解決したいと思っていました。
そんな時、ある人から「当事者のミーティングに参加してみては?」と提案をされたのでした。最初は「自分とこの方々は違う」「自分は幸せなはず」と思っていました。
それからしばらくして、少しずつ自分の中にある様々な感情とトラウマの歴史を認めるようになったのでした。
改めて「認める」という事は大きな出来事だったんだなと思うのでした。問題を抱えていた。でも「自分は普通」って信じていたかった。
だけれどもその蓋を開けてみたら、自分の中で「いい子」の仮面をつけていた奥に色々な家族の中で起こった虐待に対する、認めたくなかった様々な感情がある事に気がついたのでした。
そしてそれを少しずつ師匠の大嶋先生のもとで、FAP療法を用いながら、安全な形で整理して行ったのでした。
そして「一本の自分の歴史」という線のようなモノが作られて行ったのでした。
「私」という生まれてから現在に至るまでの歴史が一本になり、過去の経験が大切な一コマとして本来あるべき場所に整理され、それと同時にそれまで抱えていた「問題」も消えて行ったのでした。
虐待の問題をうまく適応するために「いい子」の仮面を被り、そして仮面をかぶっている苦しみから問題が必要だった。それを「認め」て行く事で、「私は私で良い」という感覚と共に、そこから生み出される感覚で、その後再び自分の人生を生きなおすことができたのでした。
大切な自分を認めて行く。
それは「本来の自分」を取り戻し、再び生き直して行く作業でもあるかも知れません。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい
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