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アダルトチルドレン

”私”を生きていく勇気

アダルトチルドレン   2022/03/23 (水)  6:46 PM

庭の方をゆっくり観察していますと、ようやくじゃが芋が発芽していました。「まだかな、まだかな~」って感じでありましたが、ようやく発芽しました。

 

グリーンピースもまたジワジワと大きくなり、ようやくフェンスにさしかかっている感じであります。

 

先日、オンライン講座を開催させて頂きました。ご参加頂きました皆様、本当に有り難うございました。皆様と一体感を感じながら、楽しみながら進める事が出来ました。

 

そして初めてのズームでの開催で、内心ドキドキしておりましたが無事終わって良かったなって思いました。また新たな講座の方、企画をボチボチと考えながらすすめていきたいと思います。

 

講座の主なメインテーマは「ジェノグラム(家系図)」でありました。普段からこのジェノグラム(家系図)というのは、非常にカウンセリングの中でも大切な要素となっております。

 

様々なご相談内容、問題の背景は、やはり上の世代からの「世代間連鎖」の影響が背景としてあるなと実感します。今を生きる自分の問題は上の世代、そしてその上の祖父母の代からの影響によって、実は作られてしまっているように思うのです。

 

その顕著な例がトラウマの問題と思います。トラウマの問題は再演する要素があります。「あの親のようになるまい」と強く思っても、トラウマの影響によって、親の一部を取り込んでしまう。

 

そしてその親の背後には、上の世代の祖父母から受けたトラウマの要素が影を潜んでいるのがわかる。

 

ですので虐待の問題がある上の世代の家族を辿ってみると、親の代、祖父母の代と暴力や虐待の問題が同じように続いて、下の世代に流れている例は良く見られます。

 

ジェノグラム(家系図)は「今、なぜこのようであるか?」っていう謎を、そのジェノグラムの中に潜むストーリーの中から読み解きながら、答えを探していく作業でもあるように思います。

 

アダルトチルドレンの問題は、このような上の世代から流れるトラウマの影響による、機能不全家族の問題によって影響を受けています。

 

ご来室される方々は、このトラウマの世代間連鎖の影響を「認め」、前を向きながら、その影響を新たな「何か」に転換して生きる事を求めていらっしゃいます。

 

新たな「何か」を生み出すべく取り組んでいらっしゃいます。上の世代から影響を受けた存在ではなく、”私”を生きる人生の展開を創造していかれる。

 

戦場のトラウマを超えて自由を掴むべく取り組む姿勢は、非常にパワフルであると実感します。

 

そして共に自由を求め走って行けることを非常に嬉しく思うのでした。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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