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FAP療法

”私”の人生を自由に生きる

FAP療法   2022/07/08 (金)  12:08 PM

庭のスイカがジワジワと大きくなっている感じです。シマシマもちょっとずつクッキリしてきて、「あ~!スイカらしくなっている!」って驚きました。

 

今年初めて作るスイカ。園芸屋のおばちゃんから「スイカどう!面白いわよ~!」って言われて購入しました。野菜づくりの世界は楽しいですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。その本来の姿は非常に自由でいらっしゃるなと実感します。

 

多くのアダルトチルドレンや幼少期のトラウマを抱えた方々がご来室されています。当相談室ではトラウマ治療では、師匠の大嶋先生がご提唱されているFAP療法を用いてアプローチさせて頂いております。

 

長年トラウマ治療の分野を走って来まして、FAP療法は非常に優秀な療法だなと回復されるクライアントさんの姿を拝見していて感じます。

 

トラウマの問題は、言語化することが難しいトラウマ性の記憶と感情が整理されていない事によって作られてしまうのです。

 

普通レベルのストレスや怒りの問題でしたら、言葉に表現する事で「まあいいか~」って記憶と感情が結びついて囚われから解放されて行く事が出来ます。

 

だけれどもトラウマの問題となってしまうと、そこが言語化して感情に名前をつけて行くことが難しくなってしまうのです。

 

しかしその整理されていないトラウマ性の感情は残ってしまっている。するとトラウマのフラッシュバックや様々な症状だけに悩まされてしまうという事が起こってくるのです。

 

FAP療法は、言語化しにくい幼少期の封印されてしまっている、トラウマの記憶と感情を一つ一つ整理していく形で治療が進んでいきます。「あの時は怖かったね、あの時はこんな風な気持ちだったね」と、大切なトラウマの感情を一つ一つ扱って整理していく。

 

トラウマの記憶というのは、ある意味モンスターのような感じで、心の中に存在してしまっている場合があるかもしれません。それは記憶と感情が整理されていないからそうなってしまっている。

 

トラウマの問題から解放されて行きますと、それとはまた違った、そこにある「現実」が見えてくるようになります。それはそれまでのストーリーとはまた違った、ご自分にとっての心の肥やしとなる「何か」が見えてくるかも知れません。

 

トラウマの過去を手放し、そしてご自分にとって本当に必要な「何か」を抽出して「未来」を行きて行く「力」となる。

 

戦場のトラウマを越えて生きる姿は非常に美しいのです。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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