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FAP療法

”私”が楽という基準で生きる

FAP療法,  アダルトチルドレン,  カウンセリング,  トラウマ治療,  横浜,  複雑性PTSD   2022/01/22 (土)  8:35 PM

紫のカリフラワーも大きくなって来ました。冬の中、結構元気に育っております。そら豆もまた、着々と大きくなっている感じですね。

 

3月にはパンジーのようなお花を咲かせ、5月にはそら豆がなる感じです。

 

今年は野菜コーナーに1列「ダ~!」って植えましたので、結構豊作になる感じかも知れません。

 

レタスや春菊は終盤に差し掛かり、ちょっと3月のジャガイモを植えるのに向けて整理をして行こうと思います。

 

土を触っていますと、元気になる感じですね。

 

日々様々なクライアントさんの回復を拝見しています。その回復の奥深さに「ほ~!」って感じ、興味深く感じます。

 

「人が自由になって行く」って、こういう事なのだなって感じますね。何となく回復されて行かれる方々の共通点として、6割~7割ぐらいの力でタスクをこなされ、そして結果的に成果をあげるという感じがあるように思います。

共通している感じがあります。

 

「6割」ぐらいが程よい無意識さん状態なのかも知れません。するといい塩梅にリズムよく、淡々とこなし「出来た~!」って感じの展開になって行くのですよね。6割だから余裕もある。

 

だからタスク以外に、自分に対するケアやご褒美も与えて自分を可愛がることもできるのですよね。これがいい塩梅なのだなって教えてくれる感じがあります。

 

それを阻害するモノが「完璧にしないといけない!」っていう信念だったりするかも知れません

 

私自身も「う~ん、あるな~」って感じる事があります。何だか完璧にしないと責められるような、そんな強迫感って自分の一部になってしまって、これは昔から慣れ親しんだ感覚として私も実感している部分であります。

 

でもこの「完璧にしないと!」ってなると、人間ですから無理な面もあるわけですよね。「だって人間だもの~」って感じの部分って非常に大事な感じだと思います。

 

師匠の大嶋先生はこれを「万能感」って表現されておられます。「完璧であらねば!」とか、「将来はこんなネガティブに展開してしまうのでは?」ってとらわれてしまう。

 

「万能感」の一番の足かせは、その方の「本来の力」やエネルギーが本来必要の部分に注げなくなってしまう点にあるように思います。本来だったら「”私”のニーズ」のため、「”私”の楽しみ」のために注ぐエネルギー。 

 

”私”の自由のために注ぐエネルギーが、完璧さにエネルギーが削がれてしまうのですよね。そして”私”が求めている展開とは違ってしまうのですよね。

 

「真面目で正しくあらねば!」「周りから認められる自分であらねば」っていう部分は、この部分から来ているのだな~って事を思うのでした。非常に興味深いですね。

 

そこを詳らかに見ていくと、その「誰か」というのは、根本的に親が喜ぶという部分が基準として、その呪縛に支配されているのかも知れません。

 

「”私”のニーズ」、「”私”の楽しみ」ではなく、親が喜ぶという基準。

「親の正しさ」が基準となって、世界が回ってしまう。

 

そんな万能感の呪縛から解放されていくと、ほどほどいい塩梅のいい加減さと共に、”私”が楽な展開が見えてくるのですよね。

 

「万能感と自由」非常に興味深いですね!

 

●カウンセリングをご希望の方は、こちらからご予約頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 
 
 

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