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アダルトチルドレン

大切な”私”を許して行くステップ

アダルトチルドレン   2024/05/11 (土)  9:15 AM

今日はとても天気のいい横浜であります。カモミールは今年はこぼれ種で発芽しましたが、あちこちに点在して元気に花を咲かせました。植物の変化を眺めていますと、非常にたくましさを感じますね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。一つ一つご自分を見つめ、そして手放し、そしてご自分を慈しみながら回復のステップを歩まれていらっしゃるなという風に感じます。自分にとって大切なご自分を認めていらっしゃるなという風に感じます。

 

幼少期のトラウマの問題を抱える時、そのトラウマに関連する様々な感情を抱えさせられることになります。それらはトラウマに関連する恐怖だったり怒りなどの感情だったりしますが、その中の一つに「ご自分に対する裁き」の感覚もまた抱えてしまっている事があるように思います。

 

自分自身が、自分を許していないという事。その中でご自分に対する自己嫌悪だったり、自己否定という状況があるのかも知れません。

 

戦場のトラウマを経て今を生きていらっしゃる。それこそが物凄い事であるのだけれど、そしてその中で充分戦い抜いて、その時、その時を的確に判断して乗り切って来られたからこそ、サバイブしている現実がある。だけれども、どこかでその当時のトラウマについて自分を責めてしまってる。

 

そんな時、ご自分にとって忌み嫌うトラウマの過去だけれども、それを手放して自由に生きるという事が難しくなってしまうのかも知れません。自由な未来を生きたいと望んでいても、ご自分を許してないことによって、トラウマの過去が色々な所で顔を出してしまう。

 

そして「そのままの自分でいいんだよ」っていう、大切な自分へ優しくしてあげる事が難しくなってしまうかも知れません。

 

「良くやってきた自分」って、トラウマの過去を認め、そしてその時の自分を認めてあげる。

 

そうすると次第にご自分の中にあった、苦しみもまた影を潜め、自由な世界が広がって行くのかも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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