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アダルトチルドレン

世代間連鎖を断ち切って自由に生きる

アダルトチルドレン   2022/03/11 (金)  7:39 PM

3月に入り段々と暖かくなって来ましたね。先日園芸屋で野菜とお花の種を購入しました。朝顔は毎年植えているのですが、ブルーシリーズの朝顔の種を発見しました。

 

今年の夏は向日葵とセットで植えたら「THE SUMMER~♫」って感じになりそうで、楽しみです。

 

またヒヨコ豆という種も購入しました。ちょっと可愛らしい風貌で50㎝ぐらいの背丈になるようです。豆類は体にとっても良いので、30株ぐらい「ご~!」って植えて一杯作れたらなって思います。

 

日々、様々なアダルトチルドレンの方々にお会いしています。その回復というのは、非常に興味深いなと実感します。

 

アダルトチルドレンのテーマとして「生きづらさ」というのがあるかと思います。その部分って、こんな所から来ているのかもしれないと思うことがありました。

 

親子の関係の中で「あの親のようになるまい!」って感じで反面教師で生きるという事ってあるかと思います。

 

だけれども実際に振り返ってみると、親の要素を自分も持っているという現実に突きつけられてしまうことがあるかも知れません。もしかしたらその部分が「生きづらさ」の要因のひとつかも知れません。

 

「親の苦しみや葛藤や問題を背負う」という事が実際にあるからです。例えば母親自身が父との葛藤を抱え、無力の存在として生きて来た経緯があった。

母親は文句を父親の前では言わない。

 

だけれども子供には「父親はこんなに酷いことをした」と延々という。つまり母親の頭の中は、無力である自分に暴力を振るう父は極悪人という、恨み、怒り、無力感を抱えているのです。

 

その力がない母親をこのようにしている父親はとんでもない極悪人と、それらの感情にとらわれてしまう。

 

その姿をそばで見ている子供は、母親の無力感、恨みや万能感を受け継いでしまうということがあるのですよね。

 

反面教師で「母のようになるまい」と母と真逆の人生を歩もうとしても、この無力である、男性への怒りの感情にとらわれてしまう。

 

つまり「自由でありたい!」って願っていても、母親の着ぐるみを着ている状態なってしまうと、男性との関係において被害的になり葛藤を抱えやすくなってしまうという事が起こってくるのかも知れません。

 

本来ならば力を合わせ楽しくやっていく関係性が、怒りをぶつける対象になってしまう。そして孤独と無力感に苛まれてしまうのですよですね。

 

でもこれは本来は母親の抱えている無力と恨みと執着。それを子供が請け負ってしまい、そして人間関係が葛藤に満ち満ちてしまうという展開になってしまう。

 

母親の着ぐるみを脱いでいくと「なんだ~楽だな~」っていう関係性が展開していくのです。

 

力を合わせて共に自由になっていく関係性。その関係性が見えてくるのです。

非常に興味深いな~って思うのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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