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アダルトチルドレン

アダルトチルドレン, 生き方の回復

アダルトチルドレン   2022/03/24 (木)  5:44 PM

いつも通勤で使う駅前には桜の木が植わっていました。ちょっと早めですが、桜の花が咲いていました。「ほ~!」って感じですね。

 

お家にも実は桜の植木があり、そちらの方はまだまだ蕾状態です。もうかれこれ5年ぐらいになる植木であります。年々と少しずつ株を大きくしている感じです。今年もその桜が見られるのが楽しみですね。

 

今日はアダルトチルドレンの生き方と、その回復について書き進めて行こうと思います。

 

アダルトチルドレンとは、幼少期の養育環境において虐待やネグレクト等の不適切な育児による影響によって、大人になってからもトラウマの影響によって、否定的自己観を抱えたり、対人関係における問題を抱えてしまう人達を指しています。以下のようなタイプに分かれています。

 

1・ヒーロー(英雄)

2・スケープゴート(生贄) 

3・ロスト・ワン(いない子)  

4・マスコット、クラン(道化師) 

5 ・イネイブラー(支え手)

 

このように大枠として5つぐらいのパターンに分かれています。

 

そのそれぞれの役割の共通点として言えるのが「本来の自分を生きられていない」という事かもしれません。

 

それぞれの「役割」はあるけれど、その本質というのは「役割」とは違っている部分があったりするかも知れません。多くはスケープゴート(生贄)、イネイブラー(支え手)などの役割を背負わされている場合があるように思います。

 

その生き方は「役割」そのものという感じになってしまい、大人になって長い人生を振り返った時に、一貫してこの「役割」に縛られているという事を気付かされることがあるかも知れません。

 

多くのアダルトチルドレンの方々は、その本質ではない部分での「役割」を抱えて生きているのですが、実際の「本来の力」を発揮されていないようにも思います。

 

「それはどうしてだろうな?」って思った時、その「役割」とは違った「本来の姿」で生きようとして、そしてその「本来の力」を発揮しようと自由になろうとした瞬間に、その「力」を嫉妬され虐待を受け、それによって問題を抱えて「スケープゴート化」となってしまったり、また問題を抱えて不幸な親を喜ばせるために、その「力」を使う「イネイブラー化」「ヒーロー化」させられるのではと思うのです。

 

本来は自分のために生きて良いのだけれども、機能不全家族の場合は、周りにとって都合のいいように「本来の姿」を捻じ曲げられると思うのです。

 

親よりも優秀で力がある場合、その力をスクスクと成長させて行くにつれて、潰しにかけられる。そしてトラウマの問題を背負い、「本来の姿」で能力を発揮するどころでなくなってしまう。

 

そうやって本質を歪められ、アダルトチルドレンの「役割」で生きさせられる。そして「どうしてこのようであるか?」という問題の本質が見えない場合、その偽りのアダルトチルドレンの「役割」で生きる事が生き方となってしまうのだと思うのです。

 

アダルトチルドレンの「役割」がどうやって作られてしまっていたか?

その謎を解いて行くにつれて、次第に「本来の私」の姿で生きて行くことが出来るのです。

 

そして色んなな可能性が広がって行くのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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