Home > スタッフブログ新着一覧 > アダルトチルドレンの「役割」から解放される

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンの「役割」から解放される

アダルトチルドレン   2022/05/26 (木)  1:44 PM

近頃はジャガイモが青々と茂っている感じです。若干、葉っぱが黄色くなってきました。葉っぱが黄色く萎れてくると収穫時なのですよね。

 

根元の方を見てみるといくつかジャガイモが出来ていました。その上から土と肥料をかぶせておきました。日光に当たると変色してしまうから、土を被せておく必要があるようですね。まだまだ3㎝ぐらいでしたので、もう少し収穫までに時間がかかりそうだなって感じです。

 

当相談室ではアダルトチルドレンからのカウンセリングをご提案致しております。アダルトチルドレンの回復のステップを拝見していますと、非常に興味深いなと感じます。

 

アダルトチルドレンにはいくつかのカテゴリーがありますね。

 

1・ヒーロー(英雄)

2・スケープゴート(生贄)

3・ロスト・ワン(いない子)

4・マスコット、クラン(道化師)

 

上記のような役割の中で、パターン化された形で人生が展開してしまう場合も少なくないように思います。

 

ある意味これらの「役割」を演じている時、場合によっては様々な環境において適応的な場合もあるかもしれません。人を和ませる存在。優秀な存在など。

 

アダルトチルドレンの役割の場合、本来の自分を押し込め封印した形で家族の中でサバイブするためとなるので、ある意味本質を押し殺して生きるという状況があるように感じます。

 

例えば本来は非常にアクティブで広い世界を生きる力がある。だけれども原家族の中で、スケープゴート(生贄)の役割を強いられ、そして周りの世話をさせられる立場(イネイブラー)に立たされる。すると眠っている本来のご自分は封印されてしまうのですよね。

 

「本来の”私”」の生き生きした感覚を封じ込められてしまうのです。この自分じゃない感覚で生きる苦しみが、ある意味、問題や症状として発生してしまうのかもしれません。

 

本来優秀で力のある人が、スケープゴートとしての役割を背負ってしまう。するとその能力が高いが故に、その差の部分が生きづらさや問題等という形で「この役割は違うぞ~!」って訴えかけてくるのかもしれません。

 

アダルトチルドレンからの回復される方々の特徴として、人生を楽しめるようになる気がします。

 

それは他の誰でもない自分自身でいられ、そして「本来の”私”」が感じている喜び、楽しさを感じられるからこそ、他者ではなく私自身が人生の主人公としてイキイキと生きていかれるのだと思うのです。

 

もう「役割」を背負い、「本来の”私”」を偽る必要がなく生きられるのですよね。他の誰でもない、”私”を生きられる喜び。

 

”私”を主人公とした人生の展開が広がって行くのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=4552

ページトップへ戻る