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人との心の境界線

未分類   2020/01/12 (日)  12:24 AM

当相談室では家族的背景をメインとしたトラウマ治療を進めて行きます。

上の世代の人達が抱えていたトラウマの影響が、下の世代に連鎖すると言われています。

それを世代間連鎖という呼び方をします。

 

例えば上の世代でアルコールの問題を抱えた祖父がいたとします。

するとその祖父の元で育てられてきた息子(父)は、そんな祖父のお酒を飲んで暴力を振るう光景を幼少期から見て育ってきてしまう。

 

その父親はお酒を飲んで暴れている祖父のトラウマを抱えて、生きる事になり結果その下の世代にも、その背負ってきたトラウマが伝播してしまうという事が起こってきます。

 

トラウマといっても様々であります。

例えば身体的暴力、そして性的虐待、ネグレクトなどの問題があります。

 

それらの問題を抱えていますと、人との関係での問題を抱えがちになります。

人と適切な関係を維持していくには「人との境界線」が大事になってきます。

 

相手と自分との人間関係の距離があるからこそ「私」を大事にしながら関係を維持できるのです。しかし幼少期にトラウマを抱えていますと、自分の感覚が麻痺してしまいます。よって人の感覚を頼りにして、コミュニケーションを取っていくパターンが出来上がってしまいます。

 

ですので「私」の感覚よりも「相手がどう思っているか?」っていうことが基軸になって来るのです。人間関係の中で、人を利用したり踏み台にするような相手の場合、苦しい関係から離れられない関係性を構築してしまう場合もあります。

 

トラウマの問題から解放されて行きますと、麻痺していた自分の感覚が感じられるようになってきます。すると自分の大事な境界線が踏み込まれそうになったら、的確に自分を守ることができるようになります。

 

そして相手との適切な距離感を維持しながら自分を守ることができます。

その方の感覚で持って、楽な対人関係を維持して行くことが出来るのです。

 

トラウマ治療と対人関係は非常に密接に繋がっているのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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