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機能不全家族

自由な世界を生きるステップ

機能不全家族   2025/08/01 (金)  2:50 PM

今年は百日草が元気に咲いています。10㎝ぐらいの大きなピンクの花であります。夏の暑い日にもたくましく咲くお花です。

 

日々、さまざまな方々の回復される姿を拝見しています。その回復のステップは非常に興味深いと感じます。奪われた力を取り戻し、本来の”私”の姿で生きる姿は非常に美しいと感じます。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えながら生きるという事は、本来のご自分の姿や生き方とは異なった姿で生きさせられるという事と同義だという事を感じます。

 

本来の姿は別のところにあるのですが、多くは「スケープゴート」として生きさせられてしまっている場合があります。家族の中でいつも損な役回りさせられる。いつも問題を抱えるダメな子扱いされる。またいつも攻撃の対象として、サンドバック状態の中で生きさせられる等という事があったりします。

 

これらの問題というのは「家族」の枠組みの中で、周りの家族の脆弱性や問題、また親自身が抱えている生きづらさや人生に対する憤りに対し、「スケープゴート」という役割の人が、周りの生きづらさの問題を背負わされてしまっている事があります。

 

だから常にそのスケープゴートの「役割」を演じる舞台の上で、人生が展開してしまうという事が起こってしまうかも知れません。

 

その家族の力動を詳らかに見ていくと、非常に興味深いと実感します。なぜご自分がスケープゴートとして生きざるえなかったのか?

 

多くはそれらは周りの家族の脆弱さや課題や、生きづらさや怒りを、周りの家族自身が自分の事として受け止めながら、対応していく力がない事から派生するのです。自分で自分の問題を認識して、それを改善する力があれば、そのしわ寄せは引き起こされないです。

 

家族の中で知らず知らずのうちに、自分の問題を見たくないために、それぞれがスケープゴートと言われる人に、苦しみを背負わせ、それで周りの人達がバランスを取れている事があります。

 

家族内の虐待の問題は、多くはこれらの家族メンバーの中で一定の均衡をとっている役割関係の中で続く事があるように思います。複雑性PTSDの権威でいらっしゃるジュディスハーマン先生は「加害者」「傍観者」「被害者」の3つの役割があるとおっしゃっていました。「加害者」と「傍観者」はそれぞれリワード(得)がある中で繋がっているというのです。

 

その役割の中で問題を抱えた一定のバランスをとって関係性が継続してしまう中、スケープゴートの人達は力を奪われてしまうことが考えられます。

 

回復と共に、これらのカラクリの全体像がクリアになってきます。そして「なぜご自分がスケープゴートの役割を背負わされてしまっていたのか?」その理由が明確になってきます。そしてその家族全体の呪縛から解放されていくステップを歩んでいきます。

 

家族のメンバーの課題や脆弱さを、ご自分が犠牲になることで肩代わりをしなくなるポジションを選択していく事ができるようになります。

 

そして大切なご自分を癒し、そして少しずつご自分を育て生きる力を養っていく事ができるようになるのです。

 

「将来どんな人生を歩みたい」、「ご自分が求めている幸せは?」そんな事が明確になり、少しずつ自由のステップを歩み始めていくのです。

 

その姿はたくましく、そして美しいのです!

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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