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複雑性PTSD

”自分軸”で生きる自由な世界

複雑性PTSD   2025/02/26 (水)  3:44 PM

家の近くの公園では梅の花が見頃となっています。それぞれに名前があって「ほ~!」って感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ力をつけて来られて、「無敵なお姿だな~!」って感じになっていらっしゃいます。それぞれの「本来の力」というのは、素晴らしいものがあると実感致します。

 

ご来室される方々の多くは、幼少期からの機能不全家族の中でサバイブされて、そしてその中には複雑性PTSDの問題を抱えていらっしゃる方もおられます。

 

複雑性PTSDの問題はPTSDのトラウマの3つの症状(回避、過覚醒、再体験)や、性格傾向として対人不振、ネガティブな自己観、感情の不安定さなどの3つの要素を抱える状態をさしています。

 

これらの問題を抱えていることによって、生きづらい状況が起こってしまうと考えられます。この問題を抱えている時、色々な環境の中で如何ともし難く過剰適応傾向となってしまう事が考えられます。

 

複雑性PTSDの問題から派生する自信のなさ、人に対する不安などを抱えて生きる時、ご自分の感覚を大切にして生きるという事よりも、周りのニーズ、そのほかあるべき姿などに執着してしまって、ご自分の気持ちやニーズよりも「周りからどう求められている?」という事に意識が向けられてしまい「自分軸」がブラされてしまうという事が起こって来てしまいます。

 

その中でご自分がストレスを抱えてしまい、どんどんと削られて自由に生きる事が難しくなってしまう事があるかも知れません。本来のご自分の能力や才能は、周りの人間関係や環境に適合するために消耗してしまい、それらがストレスとなってしまう事によって、ご自分が心から求めている「何か」のために生きるという事が難しくなってしまうかも知れません。

 

幼少期のトラウマの問題から解放されるにつれて、少しずつ”私”を中心とした「自分軸」で生きるという事ができるようになります。そうした時、初めてご自分が心から満たされ、そしてご自分の中にある能力を活かして自由に生きるという事が出来るようになるのです。

 

ご自分の中にあった能力を、”私”の自由のために使いながら広い世界を生きていけるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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