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アダルトチルドレン

等身大の”私”を認めて行くステップ

アダルトチルドレン   2025/03/07 (金)  10:40 AM

庭の方では球根類の花達が少しずつ芽を出しています。チューリップ、ヒヤシンス、水仙などがあります。これから春にかけて楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ着々と力をつけて来られ、ご自分のための自由な世界を構築されていらっしゃいます。ご自分を振り返っていらっしゃるからこそ、本当の意味での「力」がついて来られるのだなと思うのです。

 

当相談室では、色々なご相談をお承りさせて頂いております。トラウマを背景とした様々な問題があります。その一つに自分自身を否定してしまう問題があるかと思います。

 

ご自分がどんなに能力が高く、そしてセンスがあっても、自分に対して「OK」という事を認められないという事があります。

 

その問題の背景には親ー子関係の影響があるように感じます。非常に興味深いのですが、能力が高い子程、親との能力差によって親から理解されないという現象が起きたりします。

 

兄弟でご自分よりも能力が低い子達は親から愛されて、そしてその兄弟よりも優秀だと逆に愛されないという事は、色々なケースの方々のお話で実感します。

 

その結果、能力が低い兄弟の方が適応が高く、能力が高い方のご自分は親からのネグレクトや虐待の影響によって様々な問題を抱えてしまう結果、「力を発揮出来ない」という事が起こってしまうのです。

 

ご自分よりも能力の低い親からその能力の高さを理解されない、愛されない。親からすると自分が理解し得ない子供を否定し、時に嫉妬から虐待をする親もいます。

 

そういった展開の中で能力が高いけれど、自分自身を否定してしまうという問題が作られてしまうという事が起こって来ます。

 

トラウマ治療の中で、本来のご自分の力を認めて行く。そうして行く事で「私は出来る」ってことを少しずつ少しずつ認めて行く。

 

そうして行くうちに、次第に本来の”私”の姿で生きられるようになるのです。等身大の”私”の姿に「OK」を出して行く事が出来る。

 

そしてご自分に見合った世界を生きて行く事が出来るようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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