アダルトチルドレン 2023/02/04 (土) 2:46 PM
時々、オフィスに行く道すがらお花屋さんの側を通ります。
珍しい花を売っている事があって「あ~!」って思うけれど、「会社に行かねば」って感じでいかんいかんって感じで通り過ぎます。
百合の球根とか芍薬の苗が珍しく売っていて、「う~ん、いいな~♪」って感じに思いました。もう少し庭の整理をしてからにしよう~って感じですね。
日々、様々な方々がご来室されます。
やはり実感するのは、「うちの相談室は強者の方々が集う場所だな~」って事をつくづく実感します。
それぞれの方々が、それぞれのトラウマの問題を抱え、それもなお前を向いて、ご自分を振り返り認め、そしてご自分にとっていらないモノは捨て、着々と自由に生きられる姿は「お見事だな」って感じます。
そんな時思うのは、トラウマの問題というのは生きる事に大きな楔を打つけれど、だけれどもそこから「何か」を掴み、そして自分らしく自由に生きて行く力を人は持っているのだなっていう事を感じます。
アダルトチルドレンからの回復は非常に興味深いなと感じます。
前に師匠は「優越の錯覚」という興味深いお話をされていました。「自分は平均よりも優れている」と思う気持ちを言うようです。
「へえ~!」って感じです。
この優越の錯覚という部分は、色々な人間関係で見受けられるなって事を感じます。「自分は平均よりも出来ている」っていう感覚。
そしてこれがカラクリとなって、本来の力がある人は嫉妬の影響を受けて生きづらくなってしまうこともあるよなって事を感じます。
ご来室される方々は優秀でいらっしゃるけれど、ご自分の能力の高さをご認識していない感じの方が多いように思います。
「ご自分はダメだ」って感じに思っているため、色々な環境や人間関係の中にいる時、ご自分を低く見積もってしまって、本来ある力よりも数段低い環境にいる場合もあるように思います。
本来力があるのだけれど「自分にはここしかない」となってしまっている。
そこでの不適応な状態というのは、ある意味自分の能力にそぐわない環境にいるから、理解されない苦しみを抱えていたり、自分の能力を活かせない不全感から来るものだったりするかも知れません。
そんな時、自分の自信のなさを乗り越えて行くべく、更に色々と頑張っていると「あれ?周りとは合わないんですが?」っていう感じの展開になってしまう場合もあるように思います。
「自分は能力がない、能力がない」と、本来の力がある人が更に頑張ってしまうと、その環境では非常に周りはその優秀さにビビられてしまうという事が起こるように思います。
優劣の錯覚を持った人達の姿を映す鏡となって、周りが「ギャ~!」ってなって嫉妬の発作などを起こしてしまう感じになる。それの発作によって葛藤状態が引き起こされてしまっている。
そんなカラクリが起こっている時、ご自分の能力の高さを認めて行く事が必要となって来るのかも知れません。そして周りの能力についても見定める必要もあるかも知れません。
ご自分が全体の中でどのぐらいに位置し、そしてその位置で「自信がない」って頑張ってしまうことで、どんな風に悪循環を起こしていたかが見えて来ると思います。
そうした時に初めて、ご自分の楽な立ち位置、これからの将来の展開が見えて来るように思います。
「もっと自分の力に見合った環境や人間関係に行きたいな」って感じに、心から楽を選択をする事ができるように思います。
●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。
【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい。
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