FAP療法, アダルトチルドレン, カウンセリング, トラウマ治療, 横浜, 複雑性PTSD 2021/12/15 (水) 4:59 PM
天気の良い日に近くの公園に行くととっても心地良い感じがします。
銀杏の葉っぱはだいぶ落ちて、黄金色の絨毯のような感じでありました。
まったりとお茶をしながら空を「ボ~」っと眺めるのが、近頃の私の楽しみとなりました。どうやら「ボ~」っとしていると、無意識さんと繋がりやすく楽な感じがあるのかも知れません。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常にしなやかに強くなって来られて「良いですね~!」って感じます。
ご来室当初のご様子を振り返る時、その回復と成長に何とも言えない気持ちになります。
ご自分にとって大切な自尊心をたずさえ、そしてそれがあるからこそ”私”に相応しい人間関係と害のある人間関係が的確に判別して、”私”を的確に守ることが出来るのだなって思うのです。
トラウマからの回復と自由っていう時、人間関係というのは切っても切れない部分があると感じます。回復されて行かれる方々のご様子を拝見していますと、一定の定理みたいなものがあるなって思います。
”私”に相応しい人間関係を選ぶことは、自由になる上で非常に大切な要因だって思います。それは”私”の姿は、周りの人から映される”鏡”によって影響を受ける面もあるからです。
自分は変わっていないのだけれど心地良い人達との繋がりは、非常に「勇気」と「力」と「自信」を感じられます。また一方ふさわしくない人との繋がりから映される”鏡”は「ちっぽけな」、「能力が足りない」、「つまらない存在」と思えてしまう事があるかも知れません。
非常に興味深いです。
トラウマの問題を抱えていますと、問題を抱えている人の前で「自分がいけない」って思って、「努力をして変われば」とか「この状況を何とか出来るかも知れない」と信じ、苦しい人間関係の中にい続ける事があったりします。
「自分が努力すれば」「自分が足りない」って思ってしまって、相手から惨めな気持ちにさせられても離れられないという事が起こってくるのです。
回復と共に大切な自尊心が育ってくると「この人は自分にとって必要ない人」っていう事が的確に感じられるのですよね。ご自分にとってふさわしくないと思える。心から”私”を大切に思える。
そうやって必要じゃない人間関係が断捨離されるにつれて、”私”に相応しいステージが見えてくるのだと思うのです。周囲から映される”鏡”によって、改めて「”私”の本来の姿」が見えてくる。
そして自由のステップを踏んで行かれるのです。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
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