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アダルトチルドレン

”私”をイキイキと生きる自由

アダルトチルドレン   2023/03/26 (日)  1:15 PM

シトシトと雨が降っている横浜であります。いつの間にかに庭のチューリップは花を咲かせていました。

 

「何色のチューリップが咲くのかな?」って思っていましたが、可愛いピンクのチューリップでありました。他にも続々とチューリップが成長している感じです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見させて頂いております。長くおつきあいさせて頂く方もおられ、非常に逞しくなっておられる姿に「いいですね~♪」って感じます。

 

それぞれが、それぞれに素晴らしい力をお持ちでいらっしゃるのだなと感じます。その方本来の姿で生きる時、無敵な感じになっていかれるのだなと感じます。

 

その本来の姿が無敵なのだけれども、どうして生きづらいとなってしまうのか?色々な要因があるなと感じます。

 

本来能力が高い場合、親とは違う景色を見ていたり、考え方を持っていたりという事があったりするかも知れません。親の方で「自分とは違う存在」と子供をリスペクト出来ればいいのですが、「お前は間違っている」と否定的にジャッジされたり、コントロールされてしまっている場合、本来ある力を信じ、その力を使って自由に生きるということが難しくなってしまうように感じます。

 

自由に生きるには、その方の感覚でもって「これが楽しいな」とか「こうしたらうまくいくかも」って、ご自分の中の感覚を信じて進んでいく時、非常に自由な展開が見えてくるように思います。

 

親よりも能力が高い子供の場合、その能力や才能に対し、子供よりも能力が低い親がジャッジしたりして余計に潰してしまう。また子供の能力の高さに嫉妬して、本来必要ない怒りや恨みの感覚を植えつけてくる場合もあるかも知れません。

 

『インナーマザーは支配する』(斎藤学先生)というアダルトチルドレンについてのご著書がありましたが、あの状態というのは非常に、自由を拘束している状態を良く表しているなと感じます。

 

本来備わっている力、資質を開花させようとした時、親からの理不尽な形での支配を受けた結果、その自分の感覚を信じられなかったり、自由になる事を恐れたり、また自分の自由を逆に破壊してしまうパターンを繰り返すという事が起こってくることがあります。

 

そんな時、大切なポイントは「これが私の本領だ」って思って頂くのがいいかも知れません。自由になる時、能力を発揮する時、楽しい時、「インナーペアレント」が「自分よりも能力を発揮してはダメだ~!」って支配しようとしているサインかも知れません。

 

そんな時、逆に言うと「じゃあこれを極めたら自由になれる」ってサインとなるのですよね。それだけ親が嫉妬するほどの可能性や力を持っていると言う証拠かも知れません。

 

発達的トラウマについての権威でいらっしゃる、精神科医のバンデアコーク先生は「トラウマからの回復は、その人自身の人生をイキイキと自由に生きることだ」とポットキャストで仰っていました。「なるほど~」って思います。

 

支配から解放されて、自由に本来ある力を伸ばして育てていく。それがアダルトチルドレンからの回復かも知れませんね。

 

そんな美しい姿を拝見させて頂くのが楽しみなのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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