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アダルトチルドレン

”私”の自由のために生きる

アダルトチルドレン   2023/05/24 (水)  5:29 PM

庭の方ではそら豆を整理して夏野菜に衣替えをしました。トマト、茄子、キュウリ、ピーマン、トウモロコシなどを今年は植えました。

 

トウモロコシは珍しく苗を発見し「おっ!」って思って購入しました。どんな風になるかこれからの成長が楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。少しずつ少しずつ、本来のご自分の姿を取り戻していかれるステップを拝見し「良く頑張っていらっしゃる」と実感致します。

 

回復と共に本来の美しい姿に戻って行かれます。「あ~この姿が○○さんの本来の姿なのだな」って事を思います。

 

ご来室当初の頃は、原家族の問題を背景とするトラウマの問題を抱えていらっしゃる場合が多くあります。機能不全家族の中でサバイブする時、親の問題を背負いこみ、親自身の問題を子供がサポートせざる得ない状況だったり、親からの虐待によるトラウマの問題を抱えてしまうという事は良くあると感じます。

 

そんな時思うのは、親自身が親として未成熟な側面を抱え、その影響によって子供であるご自分が怒涛の環境の中で生き抜いてこられている場合があると感じます。

 

これらの問題を抱えていれば、生きづらくなってしまうの当然かも知れないと感じます。幼少期のトラウマを抱え大人として生きる時、様々な問題を抱えてしまうのですよね。

 

例えばアダルトチルドレンの役割の中でイネイブラーという役割があります。支え手として、親をサポートしたりという役割です。

 

問題を抱えている未成熟な親を支える事で条件付きの愛情をもらうという、そこにしがらみが出来てしまうという事があるかも知れません。

 

子供は本来外の世界に出て行って、そしてご自分の人生を自由に生きるという事がある意味仕事だと思います。だけれども未成熟な親の場合、それよりも親の支え手として存在する事を求めるという事が起こってくるかも知れません。

 

そして自分の力で幸せを掴む力がない親は、子供が力をつけ世界を広げていく事を嫉妬し自由を阻害してしまうという場合もあるかも知れません。それらの影響によって自分のために自由を生きる事が難しくなってしまう事があるかも知れません。

 

回復と共に一つ一つ過去を認め、ご自分にとっていらないもを手放し整理していく。そうしていく事で、”私”の自由のために生きるという事が出来るようになるのですよね。

 

心から求めている「何か」の為に生きる事が出来るようなるのですよね。ご自分の自由のために生きていく事が出来るようになる。

 

それはワクワクドキドキの広い世界かも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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