Home > スタッフブログ新着一覧 > ”私”の本来の姿

アダルトチルドレン

”私”の本来の姿

アダルトチルドレン   2024/08/17 (土)  1:35 PM

横浜の方は「THE SUMMER~!」って感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

それぞれがそれぞれの回復のステップを着々と歩まれていらっしゃるなと感じます。

 

アダルトチルドレンからの回復は非常に興味深いなって事を感じます。この「生きづらさ」という部分は、幼少期からのトラウマの影響を受けてしまっていると、やはり実感します。

 

多くはトラウマの影響によって、トラウマに関連する問題や症状を抱えてしまっている場合もあると思います。また同時にトラウマを植え付けた人間の、苦しみや怒りもまた背負ってしまっているという事があるように感じます。

 

当時周りにいた人間達の、密かに抱えていたストレスや怒りを請け負ってしまう。そしてその影響によって自分自身の姿が歪められてしまうという事が起こってしまっているように思います。

 

ご自分が「生きづらい」「自分自身を好きになれない」っていう時、幼少期にご自分を取り巻く人間関係がどうだったか?っていう事を振り返ってみると良いかも知れません。

 

・その人間達がご自分にどんなストレスや怒りなどを投げてきたか?

・それによって、ご自分の本質はどんな風に歪められたか?

・その人間達が、どうしてそれをする必要があったのか?

 

そんな事が見えてくると「生きづらさ」などは、周りの人間の怒りやストレスによって作り上げられたモノという現実が見えてくるかも知れません。

 

周りにいた人間が自分の苦しみや怒り、そして問題を自分で抱える事が出来ないという事だけのために、その怒りをぶつけて来る事でバランスを取り、そしてその苦しみを請け負わされてしまったという事が見えてくるかも知れません。

 

その苦しみは本来、ご自分のモノではなく、周りにいた人間達の行き場のない怒りやストレスだったりするのです。

 

そんな事が見えてくると、ご自分が抱えていた生きづらさや問題は、幼少期の親やその周辺にいた人間達が抱えていた生きづらさゆえに転化された問題という事が見えてくるのです。

 

それらを少しずつ手放していく時、本来の”私”の姿が見えてくるように思います。人の怒りやストレスを請け負わなくなって来ると、ご自分がやりたい事をやりながら、人生を楽しむ力が甦って来るのですよね。

 

本来の”私”の姿が見えて来るのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=7114

ページトップへ戻る