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アダルトチルドレン

”私”の感覚を信じ自由に生きる

アダルトチルドレン   2022/08/14 (日)  11:48 AM

今日はだいぶ涼しい横浜であります。ちょっと暑い日が続きましたので「やれやれ」っていう感じです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。その回復のステップは非常に興味深く感じますね。

 

ご自分の中から、様々な気づきが生まれ、そして苦しみを手放しバージョンアップしたご自分で生きる姿。「いいな~!」って感じます。

 

私自身もありますが、「完璧であらねばならぬ」っていう信念がどこかに潜んでいる感じがあるなって思います。物事に完璧で対応すればうまくいくという感覚。

 

「0か100か」的な思考で、完璧でなければ駄目だって自動的に考えてしまう部分もあるかもしれません。

 

回復されて行かれる方々は「まあいいか~♪」の世界を生きて行かれる感じがありますね。「まっいいか~」って感じで、ご自分に優しく、そしていい塩梅の適当な感じがあるように思います。

 

この「完璧であらねばならぬ」という部分って、師匠の大嶋先生は「万能感」とおっしゃっておられますね。「万能感」っていう言葉は非常に興味深いな~って思います。

 

よく「人間だもの」っていう言葉がありますね。

私はこの言葉が好きなのですが、その言葉は「万能感」とは真逆な感じがあるかもしれません。

 

「人間なのだけれど、万能であらねばならぬ」となってしまっている。

 

「それってどこから来るのかな?」って思った時、幼少期の親との関係の問題が影響をしているのだなって事を感じるのでした。

 

アダルトチルドレンの問題を抱え、機能不全の家庭で育って来ると、やはりこの完璧であらねばならぬという感覚に支配されてしまうことが有るかもしれません。

 

親から完璧を求められてしまうから。「これはダメ」、「あれはダメ」って感じで、否定的な感じでダメ出しされ続けてしまうと、「本来の自分の感覚は頼りにならない」となってしまって、とにかく「完璧な万能でなければならぬ」という風になってしまうかも知れません。

 

今だからこそ思うのは、ご自分の感覚を頼りに、そのいい塩梅のいい加減さが、一番いいパフォーマンスが出て来るのだと思うのです。

 

だけれども「本来の自分はダメ」ってダメ出しされてしまうと、ご自分のやっていること、考え、感覚を否定してしまう結果となるかも知れません。だから「完璧であらねばならぬ(万能感)」となってしまうのですよね。

 

非常に興味深いなと思います。

 

この完璧さから解放されていきますと、逆説的でありますが、実は「本来ある力」を発揮していく展開となるのですよね。本来ある力、センスを生かしながら生きるという事ができるのです。

 

その姿はキラキラと輝いているのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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