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アダルトチルドレン

”私”の可能性を広げて行く

アダルトチルドレン   2023/02/11 (土)  12:46 PM

今日は横浜はいい天気であります。「ほ~」って感じですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

 

幼少期からのトラウマの問題を抱え、そしてその中で生き抜いて来られ、ご自分の人生の可能性を広げる姿はお見事だなと感じています。

 

アダルトチルドレンの問題は、幼少期の機能不全家族から派生するものですね。それらの問題から回復していくステップは、自ずと幼少期のトラウマ治療が必須になってくるように感じます。

 

そんな時、師匠の大嶋先生がご提唱しているFAP療法は非常に有効だなと感じております。「なぜ有効なのか?」

 

何となく幼少期のトラウマの問題を抱えてしまう時、ご来室される方々の多くが親に対する執着を抱えている場合があります。つまり「愛・憎」の2つの感情を抱えてしまっているがゆえに、逆に苦しくなってしまっているのです。

 

ご自分にとって親に対する「愛・憎」の感覚を抱えてしまう事によって、ご自分が忌み嫌っている親と繋がってしまい、ご自分の人生が自由に展開してく事を阻害されてしまうのですよね。

 

また人ってどうしても意識の限界を抱えながら生きている生き物だなって感じます。つまり「善悪の判断」があるので、ましてや虐待の問題を抱えている時「虐待した親を許す」という事は意識の領域では難しいハードルだなと感じています。

 

しかしトラウマから自由になるには、許して行くことが必要になってくる。だけれども「善悪の判断」の機能があるので、どうしても手放すことが難しくなってしまうジレンマの中に居続けてしまうのかもしれません。

 

幼少期の問題から派生するトラウマ治療では、その様なハードルがあるように思います。

 

FAP療法を用いさせて頂きながら、トラウマ治療を進めさせていただくと、この意識の限界の部分を越えて無意識的な部分でトラウマ治療を進めていくことが出来るのだなと、回復される方々の姿を拝見して感じるのです。

 

壮絶なトラウマを抱えている中、当時のご自分を認め、そして手放していく姿。

 

本当の意味で自由に生き、私らしい人生を生きていくことが出来るのだと思うのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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