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アダルトチルドレン

”私”の人生を生きていく

アダルトチルドレン   2023/04/05 (水)  5:13 PM

春になりますと、庭の植物達がイキイキとしている感じがあります。眺めていると元気をもらえる感じがありますね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。回復と共に少しずつ少しずつ、私らしいステップを歩んでいかれる姿は非常に美しいなと感じております。

 

回復の当初の頃は、様々な問題を抱え、そしてご自分や周りの人間関係において葛藤を抱えている状況が多くあるかも知れません。

 

機能不全の家族の中で幼少期を経て、その中でサバイブしてこられる場合、如何ともし難くご自分を取り巻く人間関係において葛藤が作られてしまうという事が良くございます。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えてしまうと、親とのトラウマの関係を再演してしまうという事が起こってくるのです。専門用語で言いますと「投影」という状況が起こってくるのですね。

 

親に対する怒りや執着心を根底に抱えていますと、その感情が親密な関係やご自分を取り巻く人間関係にうつし出されてしまい、今生きている状況が葛藤を抱えてしまうのです。

 

そうしますと本来ある能力やセンスを生かした形で、私らしい人生を生きていくという事がどうしても難しくなってしまうのですよね。トラウマの再演によって、人生が如何ともし難く振り回せされてしまうという事が起こってくるのです。

 

それらの幼少期のトラウマの問題についてフォーカスを当てて、そのトラウマの記憶と感情を整理していく。そしてご自分にとってのトラウマを大切な過去の出来事として整理していく。

 

そうしていく事によって、次第に「今、この時」が自然と整い、そしてご自分の人生を生きていく事ができるようになるのです。

 

トラウマから引き起こされる葛藤ではなく、心から求めている人生をご自分のステップで歩いていく事ができるのです。

 

その姿は非常に美しいのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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