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アダルトチルドレン

”私”の人生が蘇って行く

アダルトチルドレン   2024/01/18 (木)  4:30 PM

今日はとっても天気のいい横浜であります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。人がトラウマから回復される姿というのは、やはり語弊がありますが「痛快だな~!」という風に感じます。

 

戦場のトラウマを経て来て、逞しく生き抜いて来られる方々が多くご来室されます。

「サバイバーの方々が多くご来室されるな」と感じます。

 

そんな逞しく生き抜いてこられた方々でも、やはりトラウマの問題というのは自由に生きる足かせとなってしまっているなと感じております。

 

トラウマの問題として、そのトラウマにリンクした破壊的な人間関係を再演してしまうという性質があります。日常のストレスレベルの問題は「今度はこういう風にしたら楽になるかも」と学習をして次に活かすという事ができるのですが、トラウマとなってしまった場合、それが難しくなってしまいます。

 

幼少期に親からの虐待やネグレクトを経て来た方々は、パートナーにご自分を傷つけてしまうような人間関係を選んでしまうという事は良くあります。

 

それはトラウマに関連する記憶と感情が整理されていない事によって、今現在の人間関係の中で再演をしてしまうという事が起こってくるのです。

 

当相談室では、短期で安全な形でトラウマの問題を扱う事が可能はFAP療法を用いてトラウマ治療を進めさせて頂きます。師匠の大嶋先生がご提唱されているトラウマ治療法であります。

 

トラウマの問題は、それらの感情を言語化しにくい面もあるのかも知れません。それらの感情はフラッシュバックなどの問題として、浮上するぐらい強烈な「怒り」や「恐怖」という、感情として捉えにくくしてしまっている場合もある様に思うのです。

 

感情としてよりも、身体から湧き上がるような怒りや恐怖といった表現のほうが正しいかも知れません。また本当のトラウマは記憶から欠損してしまっている場合もあります。

また物心がつく前のトラウマの経験は、もちろん記憶から欠損してしまう場合もあるかも知れません。

 

FAP療法は、そんな感情として捉えにくいトラウマ性の記憶と感情を整理していくのに非常に優秀な治療法であると感じます。トラウマ治療の権威でいらっしゃるバンデアコーク先生のご著書の『The body keeps The score(身体はトラウマを記憶する)』の題名にもありますが、記憶から欠損しているけれど身体にトラウマが組み込まれてしまっているトラウマの問題についてもアプローチしていける療法だなと感じております。

 

トラウマ治療と共に、その方の人生が蘇って行く。そんな素敵な回復される姿を拝見させて頂くのが、とっても楽しみなのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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