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アダルトチルドレン

”私”の中にある美しさを見つけていく

アダルトチルドレン   2023/06/17 (土)  5:15 PM

今日はとっての天気のいい横浜であります。オフィスの窓から青い空が見えると「ほ~♬」って感じになりますね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。「私」をイキイキと生きていらっしゃる姿は非常に美しいなと感じております。

 

長い期間おつきあいさせて頂く方々もおられます。回復と共に広い世界を生きて行かれますね。

 

アダルトチルドレンの回復は「生き方が変わる」事だなと感じております。「生きづらさ」の一つとして考えられるのが、自己肯定感の低さの側面かなと感じております。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、いわゆる複雑性PTSDの問題を抱えてしまうのと同義であると考えられます。複雑性PTSDの状態は、PTSDの3つの症状(再体験、回避、過覚醒)の他に、自己肯定感の問題、人間関係を構築する上での問題、感情の不安定さなどの問題を抱える状態をさします。

 

その「自己肯定感の低さというのは、どんな風にして作られてしまうのかな?」と考える事があります。非常に優秀でいらっしゃるけれど、なぜ自己肯定感が低くなってしまうのか?

 

健康的な家族の中で育っている場合、おそらく優秀さ等の要素については褒めてもらっている可能性が高いように感じます。

 

そうするといい塩梅の自己肯定感と、ポジティブなフィードバックによって能力を発揮するという事が自然と出来てくる感じがあるかも知れません。

 

しかし機能不全家族の場合、問題を抱えている親の元で子供の方が優秀だったりする場合、逆に褒めてもらえるどころか、親からの嫉妬の発作を起こされて逆にダメ出しされてしまうという事が起こってくるかも知れません。

 

理不尽に親からのダメ出しや否定などを受け続けている場合、おそらくご自分の中に美しい「何か」があり、それを嫉妬されて「美しさ」が逆に「コンプレックス」になってしまっているかも知れません。

 

自己肯定感の低さは、凄い力や美しい「何か」をお持ちでいらっしゃる事の裏返しかも知れません。そんな風に考えてみると興味深いなと感じます。

 

「自分なんて」って自己卑下を抱えているけれど、実はご自分の中に美しい「何か」があるという事。回復と共に、その美しさが浮き彫りとなって、本来の美しい私の姿で生きていかれるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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