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アダルトチルドレン

”私”の中の”私”の感覚に耳を傾けてみると

アダルトチルドレン   2024/11/20 (水)  11:26 AM

だいぶ寒くなってきました。お花屋さんにはビオラやシクラメンが一杯並んでいました。

 

シクラメンも色々な種類があり、寒さに耐えるシクラメン、家の中用のシクラメンなど、色々とあるのですね。お花の世界は奥が深くて楽しいなと感じます。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。ご自分の過去に向き合い、自由に生きたいと強く願う。本当に良く頑張っていらっしゃると実感致します。

 

何となく私自身も実感するのですが、回復と共に、語弊がありますが「野生の勘が研ぎ澄まされる」という感じがあるように思います。

 

「第六感」という感じで表現される場合もあるように思います。私自身、トラウマの問題を長年抱えていましたので納得する部分があります。

 

トラウマの問題を抱えていますと、感覚麻痺の状態が起こってくるのですよね。それはある意味、トラウマをサバイブする上でご自分を守っていた生き方だという面もあるかも知れません。感覚を麻痺させる事で耐え難い状況をやり過ごすことが出来る。

 

だけれども大人になって、ご自分の人生を生きたいと思った時、この足かせが自由に生きるという事を阻害してしまうのですよね。自分の中の「軸」を感じられなくなるから。

 

色々な人間関係や環境の中で生きる時、時に良からぬ存在に出くわす事もあるかも知れません。そしてその存在は、言葉ではいい事をいう場合もあるかも知れません。言葉と実が異なっている。

 

それに対して頭で考えてしまうと「アウト~!」って感じで、相手の問題に巻き込まれてしまい自由に生きるステップを阻害されてしまう事もあるように思います。適切なタイミングでご自分を守ることが難しくなってしまう。

 

そんな時、ご自分の感覚が一番の頼りとなるのです。何だか分からないけれど「怒り」を感じる。何だかわからないけれど「マズイゾ!」って感じる警戒心。そして自分の領域を阻害されたと感じる「違和感」。

 

それらはご自分の無意識さんが「危ないですよ~!」って警笛を鳴らしてくれているサインだったりします。頭で考えてしまうと、大切なシグナルに耳を傾けることが難しくなってしまうのですよね。

 

幼少期からのトラウマから解放されていきますと、ご自分を適切に守ってくれる”私”の感覚にしたがって、色々な周りの問題からご自分を守り、楽な世界を生きる事が出来るようになるのですよね。

 

”私”の中にある声に耳を傾けてみる。

そうすることで自由に生きる事が出来るようになるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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