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アダルトチルドレン

”私”が育つ人間関係

アダルトチルドレン   2023/03/05 (日)  1:06 PM

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれがそれぞれの本来の美しい姿に戻っていく、そんな風に実感致します。

 

アダルトチルドレンからの回復という時、やはり実感するのが「誰と繋がって、誰と繋がらないか」という人間関係の部分かなと感じます。

 

複雑性PTSDの権威でいらっしゃる精神科医のジュディス・ハーマン先生も、回復の3段階の理論で「人間関係の再構成」と仰っておられます。

 

1)安全 2) トラウマの過去を振り返る 3) 人間関係の再構成の3つのステージがあると言われています。

 

自由になっていかれる方々の共通点も、この人間関係の側面があるなって思います。

 

回復と共に、ご自分の周囲との人間関係にいい意味で慎重になり、ご自分にとってふさわしい人間関係は繋がり、自分にとって不快や苦しさを感じる人間関係は断捨離をしていかれる感じがありますね。

 

だからご自分を取り巻く人間関係は、心地よいお互いに力を与え合う人間関係に発展していく感じがあります。「一緒にいて何だか楽しいね~!」「ハハハ~♬」って感じになっていかれるのですよね。

 

ある意味それらの人間関係というのは、ご自分の本来ある「力」を大切に育ててくれる人間関係だったりしますね。繋がっていく事で、それまで様々な葛藤や生きづらさによって、ご自分の能力を十分に発揮する機会を得られなかった力、その封印されて眠っていた力に光を当て大切に育て、そして時にサポートしてくれる人間関係かも知れません。

 

・ご自分の周りにはどんな人間関係がある?

・その人間関係の中で、ご自分の本音ではどう感じている?

・不快な関係の場合、ご自分はどんなところが不快を感じている?

・ご自分はどうして不快感を感じているの?

・ご自分が楽な人間関係の距離ってどんな感じ?

 

そんな事を落とし込んでいく事によって、少しずつご自分の楽な立ち位置、そして楽な人間関係と、対等でなくて常に不快感を抱えてしまう人間関係が浮き彫りになってきますね。

 

”私”の感覚で持ってひとつひとつ整理していくと、次第に「あれ~?あの常にある人間関係に振り回される感じがないぞ~!」ってなっていく。

 

そして目の前の「”私”が楽しい事、力を注ぎたい事に集中しよう~!」ってなっていく。”私”が楽な人生の展開が広がっていくのですよね。

 

それは無意識の広〜い世界だったりするのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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