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アダルトチルドレン

”私”が求める自由のために生きる

アダルトチルドレン   2023/07/08 (土)  1:38 PM

今年は茄子を一杯植えています。水やりをしていますと、小さい茄子達が一杯なっていました。茄子は色々な料理に使えるので、重宝するなって感じであります。

 

時々私は複雑性PTSDのポッドキャストを聴いています。「Being Well Podcast」というポットキャストで、司会のフォレストさんは非常に分かりやすくお話をされています。

 

色々な方々が登場されて彼らの話に耳を傾けています。様々な幼少期のトラウマの背景を抱えながら、それぞれがそれぞれその過去を意味付けしながら、ご自分の肥やしにしながら生きる姿は非常に勇気付けられる感じがあります。

 

ご自分のトラウマを意味付けしながら、そこに意味を見出しながら色々な形で生きる姿は輝いているなと感じます。

 

そのお話では、トラウマは世代間連鎖という形で下の世代に落としこまれるのだなという事についてでした。ご登場されていた方はセラピストの方で、ご自分の幼少時代の頃の両親との関係、そしてご両親の上の世代(祖父母)との関係についてお話をされていました。

 

その方の母親自身が複雑性PTSDを抱え、気分の問題を抱えて、その母親の姿を幼い頃から、時に母親のカウセラー役として存在し支えてきたというお話でした。

 

親と子の役割が逆転している中で、トラウマを抱えた両親を癒すために、その方自身が「可愛らしい子」を演じながら幼少期をおくったとのことでした。そのため、その方は「いい子」「可愛い子」を演じながら、その本質を理解されない孤独を抱えて生きていらっしゃったとの事でした。非常に興味深いなと感じます。

 

子供時代に子供らしくそのままの自分を生きられない。それによって自分を演じるくせが付いてしまう。そこには本来の自分の姿とはかけ離れているので、人との関係性の中での孤独を抱えてしまうのかも知れません。

 

上の世代から落としこまれたトラウマによって、自分自身がそのままで生きられないという事が起こってくるのですよね。

 

色々なクライアントさんの回復される姿を拝見しています。それぞれの自由に生きられる姿は、素晴らしいなと感じます。

 

トラウマによってそのままの姿で生きられず、周りから求められる「役割」を背負わされてしまう。そんな事が起こってしまう。

 

過去を一つ一つ認め、そして手放して行くことで、本来の美しい姿に戻って行かれるのですよね。誰のためでもなく”私”が求める自由のために生きていかれるのですよね。

 

非常に興味深いなと思うのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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