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アダルトチルドレン

”私”が楽な人間関係の距離感

アダルトチルドレン   2023/02/15 (水)  3:37 PM

まだまだ寒い日が続きますね。冬になりますと家の中にあるシクラメンが非常に癒されますね。今年はシクラメンを3株購入し、それぞれ趣のある感じがいいなと思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常にそのステップは興味深いなって感じます。

 

何となくその回復の共通点っていうのがあるなって思います。その一つが「境界線を大切にする」という事かも知れません。

 

色々な環境、人間関係の中で生きる時、人との繋がりというのは自分自身の心に作用する面もあるように感じます。

 

「誰と繋がって、誰と繋がらないか?」という部分は、”私”の自由に大きく作用するなと感じます。

 

回復されて行かれる方の共通点として、この目に見えないけれど、確かにある人との境界線を的確に引いていらっしゃるという事かも知れません。

 

幼少期の問題を抱えていますと、機能不全家族の中で様々な「役割」を演じてしまっている場合もあるように感じます。

 

両親が葛藤を抱えている場合、子供の存在だけれども親を支えサポートせねばとイネイブラーという「役割」を演じさせられる場合もあるように思います。

 

その「役割」の中で生きる癖というのは、大人になっても続いてしまう場合もあるかも知れません。

 

常に常に人のニーズに沿って、行動してしまう・・・。すると周りの苦しみ、本来自分の力で乗り越えるべき課題を、その人の代わりに背負ってしまう。

 

それぞれが自由になる「力」は備わっている。

 

だけれども人の苦しみや課題を代わりに背負ってしまう事で、私自身が自由になる力が奪われてしまうのですよね。そして相手が逆に依存のモンスターと化してしまう。

その問題がこうじてしまうと、共依存関係となってお互いが傷つけ合う関係となってしまう場合もあるかも知れません。

 

”私”が自由になる「力」が、他の人のために持って行かれてしまう。そんな悪循環から解放されて行きますと、”私”が楽しい事、”私”が心地よい事、”私”が求めている人生のために生きて行くことができるようになります。

 

本当の意味で、”私”のために生きるという事が出来るようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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