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カサンドラ症候群

”私”が楽な世界が広がっていく

カサンドラ症候群   2024/12/13 (金)  9:45 AM

庭の方では野菜や冬の花たちが賑わっています。1ヶ月前とか2カ月前の写真を見比べると、格段にたくましくなっているのが分かります。

これからの成長が楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。これまでわからなかったことが分かり、見えなかった事が見えてくるステップは非常に美しいなと感じます。

それぞれの個性溢れる本来の姿に「いや~素晴らしい!」と感じます。

 

当相談室では色々なご相談をお承りさせて頂いております。その一つにカサンドラ症候群のトピックがあります。

 

親密な関係性の中でお互いに理解しあえない葛藤や苦しみが、色々な症状や怒りとなってしまい、それらがご自分の首を絞めてしまうという事はよくあります。

 

お互いのパートナ間でのコミュニケーションという部分は、非常に重要であると感じます。

 

その要因の一つとして考えられるのが、ご自分の感覚を感じながら、ご自分の気持ちを伝えるという事が難しくなってしまっているという点もあるかも知れません。

 

カサンドラ症候群の背景に「理解されない苦しみ」や「伝わらない怒り」などがありますが、また別に「自分の気持ちを伝えられない」という葛藤もあるように思います。

 

それが段々と積み重なっていくと、我慢となってしまい、それが限界になってしまう時、怒りが爆発してしまって、パートナーとの関係の葛藤が増幅してしまう悪循環となってしまうのです。

 

それらの「自分の気持ちを伝えられない」という葛藤は、幼少期の原家族の影響を背負ってしまう事から派生する場合があるように思います。

 

親からの過干渉やネグレクト、また暴力などの虐待が起こっている場合、トラウマによる感覚麻痺が起こってしまい、「ご自分が何を感じているか?」という事がわからなくてなってしまうのです。そして「言いたい事が言えない」という問題が発生してしまうのです。

 

パートナーとの関係におけるストレスは段々と積み重なり、それらがカサンドラ症候群の問題を増幅させてしまう結果となるのです。

 

幼少期のトラウマから解放されて「言いたい事を的確に伝える」事が出来るようになります。そうしますと格段に楽に生きられるようになります。

 

相手がどんな状態であっても「私は私~!」っていう自由なスタンスが見えてくる。

自由な世界が広がっていくのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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