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アダルトチルドレン

”私”が楽〜な関係は?

アダルトチルドレン   2025/05/07 (水)  2:13 PM

先日、昨年から育てていた玉ねぎを収穫しました。まだちょっと小さい感じでしたが「いいか~」って感じで収穫し、その後玉ねぎ跡地にカリフラワーを定植しました。これから大きくなってくれるといいです。

 

またオクラの種を蒔きました。オクラは黄色のハイビスカスの様な花を咲かせるのですよね。オクラはお花、野菜も楽しめる野菜であります。

 

日々、さまざまな方々の回復される姿を拝見しています。それぞれが本当に良くご自分に向き合い、着々と回復のステップを歩んでいらっしゃると感じます。

 

アダルトチルドレンからの回復は、ご自分にとって楽な環境や人間関係を見つけていくステップでもあるように感じます。私は昔「回復って何だろう?」って思っていた事がありました。

 

きっと回復すると、どんな環境や人間関係でもオールマイティに対応できる人間になるのかなって思っていました。だけれどもなんとなく感じるのが、回復すればするほど逆に合わない人間関係に気がついて整理していくという事がある様に思いました。

 

その背景には「自分は間違っている周りは正しい」という、今考えますと「???」という感覚を抱えていたからだと思います。それは根底に強い自己否定感から来るものだと考えられます。自分は間違っている、だからその自分を全否定して変わらないといけないと強く信じていたように思います。

 

だけれどもトラウマの問題から解放されていきますと、周りの実像がよりクリアに分かってきたと同時に、「周りは常に正しくて完璧」って思っていたのは幻想だったという事に気がついたのでした。そして回復と共に「自分が変わらなければ!」って思っていたのが「そのままの自分」に戻っていく様になったのでした。

 

そして周囲の人達も、それぞれがそれぞれの課題や時にコンプレックスを抱えて生きている。「自分と同じなのだな~」って事が見えてきたのでした。

 

そうした時、初めて「自分は自分のままで良い」という感覚が見え「楽で安心できる人間関係は?」っていう感覚にシフトしてく様になったのでした。

 

「周りの目が気になる」という部分がかつてありましたが、「自分が自分のままで良い」と思った時、その感覚は薄れ、そして楽な人間関係と繋がっていく事ができる様になったのでした。

 

その様な楽な関係では、さほど自分自身が不安に陥ったり「相手はどう思っている?」って事に気になってしまう事がなくなったのでした。つまり安心安全を感じられる人間関係では、逆にいうと「不安にさせられる」という事があまりないのかもしれません。

 

アダルトチルドレンからの回復では「誰と繋がって誰と繋がらないか」という点は、大切な要因かもしれません。互いがリスペクトし合える関係性の中では、自己否定感や人に対する不安は感じられないのかもしれません。

 

「楽〜」な関係の中でのびのびと生きる。そんなステップが見えてくるかも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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