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共依存

”私”が主人公の舞台を生きる

共依存   2025/01/16 (木)  11:14 AM

庭の方では水菜が元気よく生い茂っています。

寒い季節ですが、水菜はよく育つのですね。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。着々と力をつけていらっしゃるなと感じます。本当に良くご自分に向き合っていらしゃいます。

 

当相談室では「家族」をベースとするトラウマ治療をご提案させて頂いております。これらのトピックは色々な問題に派生するのだなって事を、ご来室されるケースの方々のお話をお伺いさせて頂く際に実感致します。

 

機能不全の家族の中では、親子関係の安心で安全な関係性というのは構築していくことが難しくなってきます。父親がお酒やその他の問題を抱えている。母親は子供よりも父親の問題や、夫婦間葛藤について心が奪われてしまっているなど・・・。

 

その関係性の中では、安全で安心の愛着形成は難しく愛着障害などの問題を抱えてしまうという事が考えられます。

 

ある意味、その愛着のパターンの部分は、その方が大人になっていく際の「生き方」に影響を及ぼす事があるように感じます。

 

親が問題を抱え、そして子供としてのニーズを満たしていく事が難しい場合、大人になった際に「他者のニーズを中心に生きる」という生き方の癖がついてしまう事があるかも知れません。それらが恋愛やパートナー選びの時に影響が出てくることもあります。

 

ご自分が楽しい異性やパートナーと一緒にいるよりも、「ご自分が世話を焼かなくてはいけない」問題を抱えている人と恋愛関係になってしまい、ご自分の人生が相手の問題によって大きく揺さぶられたり、相手の問題解決のために時間や労力が費やされてしまう。

恋愛関係が共依存関係にすり替わってしまうのです。

 

それらの関係の中、ご自分の大切な人生を豊かに生きる事が難しくなってしまうのですよね。”私”が楽しい、”私”の人生を豊かに生きる事を中心で考える時、「その背景にある原家族でのご自分の役割」、「その時家族の中でどんな事が起こっていたのか?」を振り返ってみると、その謎が解けて来ます。

 

トラウマ治療と共に、次第に”私を「軸」とした新たな世界を眺め直す事ができるようになります。

 

「ご自分が人生に何を求めているのか?」

「その人生のパートナーはどんな人がいいのか?」

 

そんな事がクリアに浮き彫りになって来ます。そして少しずつ”私”が主人公の舞台を作っていかれるようになるのです。

 

”私”が Happy な人生を作っていかれるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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