Home > スタッフブログ新着一覧 > ”私”が主人公の人生を生きる

ヤングケアラー

”私”が主人公の人生を生きる

ヤングケアラー   2026/04/23 (木)  11:46 AM

庭の方ではそら豆の実が少しずつできています。まだまだ小さい感じですが、これからが楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。トラウマから解放されて、着々と生きる力を取り戻されていらっしゃいますね。

 

当相談室では様々なご相談をお承りさせて頂いております。その一つにヤングケアラーの問題から派生する生きづらさの問題などがあります。

 

ヤングケアらーとは親の病気や精神疾患などによって、本来は大人がやるべき家事や親のケアなどを、必要以上にしなければならない家族システム内の子どもをヤングケアラーと言います。

 

家族システム内ではこれらのヤングケアラーの存在は、「良い子」としての存在となり、その役割の中で家族がバランスが取れるという事があります。しかしこのヤングケアラーの問題は、その後大人になっていく間に人間関係、その他自分の人生を生きるにあたり色々な問題を抱えてしまうという事が起こってしまいます。

 

その一つに「自分の人生を生きる事に罪悪感を抱えてしまう」という事があるかも知れません。

 

本来は自分の人生ですから、ご自分が好きなように生きて好きな環境で生きれば良いと思われるのですが、ヤングケアラーの問題を背景に抱えた方々は、「自由に生きる罪悪感」というものを抱えてしまうという事がよくあるように感じます。

 

幼少期に、両親の葛藤を抱えた状況下で、片方の親は本来頼るべき存在ではない子供に依存する事でバランスをとるという事をする事があります。本来は両親が互いに理解し合いながら、様々な葛藤や問題を乗り越えていくのだけれど、その皺寄せが子供の代に及んでしまうのです。

 

そんな時、子供は「ヤングケアラー」の役割を背負ってしまいます。親を支えて、親が喜ぶことが第一前提で生きる癖がついてしまいます。

 

しかし大人になり、親から離れて自立していく際、親の幸せよりも自分の幸せを選び取る段階になった際、大きな不安を抱えてしまうのです。

 

その背景には、「親の幸せよりも自分の幸せを願ってはいけない」という呪縛があるように思うのです。

 

カウンセリングの展開では、一つ一つその親からの呪縛を認め、そして手放していく。そして「ご自分の幸せを求めて良い」という事を認めて、それに沿って行動して生きるという事ができるようになってくるのです。

 

「私の幸せは何?」

 

それを第一優先として生きるという事ができるようになるのです。

 

●カウンセリングをご希望の方は、こちらからご予約頂けます。

 

●カウンセリングの具体的内容について(はじめての方へ)を掲載致しました。

ご興味のある方はご参照下さいませ。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

 

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい。

コメントは受け付けていません。

トラックバックURL

https://shizuko-o.com/kanri/wp-trackback.php?p=9199

menu
menu

ページトップへ戻る