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共依存

”私”が主人公の人生を生きる

共依存   2025/03/02 (日)  9:29 AM

横浜の方は段々と暖かく春めいている感じがあります。庭の方ではグリーンピースが勢いよく成長しています。そして昨年から種から育てていた菜花もようやく黄色の花を咲かせてくれました。「やった~!」って感じです。しばらくお花を鑑賞しようと思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれがそれぞれの自由に向かって、頑張っていらっしゃいます。ご自分に向き合うからこそ、着実に力をつけて自由な世界が広がって行くのだと思います。

 

当相談室では色々なご相談をお承りさせて頂いております。その一つに共依存関係の問題があるかと思います。

 

ご自分の周りにいる問題を抱えた人との関係によって、常にご自分が自分主体ではなく、人の為の人生を生きさせられるという事が起こってしまう。その結果、「ご自分の自由で豊かな人生を追求できない」、また「ご自分が何を人生に求めてどんな風に生きていきたいかが掴めなくなってしまう」事が引き起こされてしまうのです。

 

機能不全家族の環境で幼少期を経ている場合、ご自分が子供として安心して成長して行く機会を奪われてしまうという事が起こってきます。例えばご両親の関係の葛藤がある。父親が仕事ばかりで家庭をかえりみず、母親がストレスを抱え、そして子供に依存して子供を自分のパートナーのごとく扱ってしまう。

 

子供は小さい頃から親の顔色を見ながら、そして母親の精神的ケアの担い手としての役割を背負わされる。

 

家族の様々な起こってくる問題について、小さい頃からカウンセラーのごとく、親の精神的ケアをしたり、また自分自身が子供として生きる際に、本当の意味で子供自身が相談をして成長していく機会を失ってしまうという事が起こってしまうのです。

 

大人になって成長して来ますと、常に「他者」のケアの立場で生きるパターンが身についてしまい、常に問題を抱えている人の世話をする役割を担わされてしまうという事もあるかも知れません。

 

そうした時、自分の人生や時間を問題を抱えた他者に費やしてしまって、「自分の人生は?」という時に当惑してしまうという事が起こってしまう事があります。

 

幼少期のトラウマから解放されていきますと、ご自分のための人生にシフトチェンジをして行く事が出来るようになります。「私がしたい事は何?」「どんな事をすると楽しい?」そうした事を大切しながら、心から満たされる人生を歩んで行く事が出来るようになるのです。

 

”私”の人生を歩み始めるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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