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アダルトチルドレン

省エネモードで自由に生きる

アダルトチルドレン   2024/06/01 (土)  2:22 PM

庭の玉ねぎをチラッと見てみましたら、葉っぱはまだまだ青く黄色になっていない感じでした。「もう少し時間をおいた方がいいのだな~」って事を思いました。

丸く玉ねぎらしくなっていて「ほ~!」って感じであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれがそれぞれの私らしい花を咲かせる感じのステップが美しいな~!って事を感じます。

 

アダルトチルドレンをはじめとする、幼少期からのトラウマの回復は非常に興味深いなと感じています。

 

トラウマの問題から解放されて行きますと、語弊があるかも知れませんが認知的な側面も楽になってくるのだな~って事を思います。

 

私自身も学生時代から師匠から教育セラピーの中でトラウマ治療を受け続けている経緯があります。トラウマ治療はトラウマの問題から自由になるだけでなく、仕事や勉強とかを含む認知的な側面でも変化があるなと、自分自身の経験で感じていました。

 

学生時代、仕事をしながら学校に通っていた経緯がありました。最初はとても私は仕事が出来ない存在でした。頭で頑張って、頑張って努力しようと思っても、なかなか空回りをしてしまうという事がありました。

 

トラウマ治療と共に、肩に力を入れなくても「あれ~スイスイと出来るぞ」って事を感じながらいました。回復と共にそれまでわからなかった事がわかり、そして見えなかった事が見えてくる感じがあるように思います。

 

実際にトラウマの問題を抱えていますと、頭の中は色々な不安やネガティブな事が頭を占めてしまい、それによって知的な力が消耗してしまうという事が起こっているようにも感じます。自分が本来やりたい事に集中出来ないという事が起こってくるように思います。

 

トラウマの恐怖から解放されて行きますと、自分を取り巻く周りの事に振り回されなくなってきます。ただ淡々と目の前の事に集中して、心が静かな状態になって行きます。

 

そうすると「省エネモードで生きる」という事が出来るようになるのですよね。トラウマの問題を抱えていた時は、周りのノイズ、不安、囚われによって消耗させられていた。

 

回復と共に静かになって、シンプルになってくる。そうした時に、ご自分の本来の力を省エネモードで生かしていく展開が見えてくるのかも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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