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アダルトチルドレン

”異文化”を知って執着を手放す

アダルトチルドレン   2022/12/03 (土)  12:48 PM

家の庭には今年はあちこちにグリーンピースを植えています。フェンスの方はだいぶ元気に大きくなっていますね。これからの成長が楽しみであります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。非常に肩の力をが抜けてこられる感じでいらっしゃるな~!って感じております。

 

回復される方々の共通点として、いい感じで囚われなくなって淡々とマイペースになってこられる部分かなと思います。

 

淡々と淡々と周囲に囚われず、マイペースになって来られる。だから目の前のご自分のことに集中出来るので、省エネモードで動ける感じになるのですね。

 

「ほ~!」って感じますね。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、私自身もそうだなと実感があるのですが、正しさに囚われるという事が起こってくる感じに思います。

 

周囲の色々な事について、「何で?!」って感じで心がそこに引っ張られてしまう。そしてそこに囚われると、目の前にある日常の景色が怒りに満ちてしまう感じなってしまう。

 

この部分っていうのは、機能不全家族の中で、葛藤や矛盾に直面して来ていらっしゃるからなのかも知れません。

 

親の行動の矛盾。そしてその矛盾と理不尽さを突きつけられて来ると、その反面教師としての正しさや怒りに引っ張られてしまうということが起こるのかも知れません。師匠曰く、万能感とおっしゃっておられました。

 

私自身も時々顔を出して来るな~って思います。かつて「聞いて下さい!こんな事があって~!」って私自身の怒りの話をした時、師匠は「異文化なんだよね」って事をおっしゃったのでした。

 

私自身の中で、自分の感覚は正しいという自負があって、師匠から「異文化を知る」という事を言われた時に「え?」って思ったのでした。

 

非常に興味深いな~って事を思ったのでした。

 

そんな幼少期のトラウマから派生する万能感から解放されていきますと、自然と自分とは異なった異文化の人達のこれまでとは違ったストーリーが浮き彫りになって来るのですよね。

 

それは怒りや執着を抱えていた時とは違った、ちょっと心がホッとする無意識さんのストーリーなのですよね。

 

そして怒りや執着を手放し、「ま!いいか!」って感じで、相手に感謝しながらご自分の事に集中出来るようになるのですよね。

 

「異文化を知り、そして執着を手放す」非常に興味深いな~って思うのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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