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アダルトチルドレン

本来の”私”の眺める世界

アダルトチルドレン   2022/07/23 (土)  12:45 PM

だいぶ「The Summer~!」って感じの季節になって来ましたね。暑くなって来ましたので、皆様どうぞご自愛下さいませ。

 

庭にあるスイカも着々と大きくなって来た感じです。大玉スイカなのですが、「いつぐらいが収穫なのだろうか?」という感じがあります。収穫についてちょっと調べてみようと思います。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。そのアダルトチルドレンから回復される姿に、非常に「なるほど」って感じることがよくあります。

 

機能不全家族の中で育ち、大人になって「生きづらさ」を抱えてしまう要因ってこんな側面もあるのかも知れないと思うことがあります。

 

アダルトチルドレンの方々は、ご自分の等身大の身長よりも低くご自分をみつもり、「自分はダメだ」とかって信じていらっしゃる方が多い様に感じます。そんなお話を伺うと「そうなのか?」と感じるのです。

 

その要因の背景として機能不全家族の中で育っている場合、親は様々な問題を抱えている場合が多いですね。依存症の問題、夫婦間葛藤、暴力などの問題を抱えている。

 

そんな中で、意外と子供の方が家族の中を鋭く見据えている場合が多い様に思うのです。そんな時、親よりも子供の方が鋭く、そして知的に高い場合もある様に思うのです。

 

そんな中で親の影響を受けて、親の要素を取り入れてしまっているなどの場合、自由に生きる上で誤作動を起こしてしまうことがあるのかもしれないと思うのです。

 

問題を抱えた親から否定されて、ダメ出しされてしまっても、それは本質ではないのですよね。

 

だって親の方が問題を抱えてしまっているから。そんな問題を抱えて酔いの感覚で世界を見ている人たちのフィードバックというのは、相当歪んでいて当然なのですよね。

 

だけどその親の歪んだ視点でのダメ出しや、評価を取り込んでしまっては、ますます生きづらくなるのは当然なのかも知れないと思うのです。そしてそんな親の真似をしてもうまく行かないかも知れません。

 

親からダメ出しを受けて、それを取り込んで「自分はダメだ」って信じてしまっているけれど、そこには能力差があって、親には子供を理解出来ない状況があるのだと思うのです。

 

親は子供を理解出来ないから「ダメ出し」とか「否定」となってしまって、それを受けて「自分ってダメな存在」と偽りの自己が出来上がってしまうのかもしれません。

 

「ダメな自分」、「たりない自分」、「外の世界ではやっていけないかも」と不安に思ってしまう。

 

だけど家の外の世界に出ていくと、ご自分の本質や現実が見えてくる様に回復されて行かれる方々の変化を拝見していて感じます。

 

あれだけ「自分はダメ」だって深く信じていたけれど、案外と周りからのフィードバックは違っていた。「案外と自分でできるかも」って、社会に出てからご自分の本来の姿を発見される方は多いですですね。

 

そしてアダルトチルドレンからの回復と共に、さらに「本来の力」を発揮して行かれる。そして生きる世界が広がっていく。それはご自分に見合った世界だったりする。

 

広い世界を眺めながら、「この人凄いな~!」って思う人達と出会い、そして真似をして行く。すると原家族の呪縛から解放されて自由に生きていけのですよね。

 

広い世界を楽しみながら生きる自由。

そんな事を思うのでした。

 

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

 

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