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アダルトチルドレン

本来の”私”の居場所は?

アダルトチルドレン   2025/05/14 (水)  1:38 PM

そら豆の方が収穫となりました。今年も豊作になりそうです。

 

お花屋さんに行きますと野菜の苗がいっぱい出回っています。イキのいい苗を発見するとついつい購入してしまいます。とうとうミニトマトは6株となってしまいました。

 

日々、さまざまな方々の回復される姿を拝見しています。ご自分の過去を認め、そして手放し、自由に生きたいと強く願っていらっしゃる姿は非常にパワフルだと実感致します。

 

アダルトチルドレンからの回復は、本来のご自分の立ち位置を見定めていく事かも知れません。ご自分が色々な人間関係の中でどういった立ち位置にいらっしゃって、その中で何が起こっているのか?という事が見えにくくなってしまっている場合があるように感じます。

 

ご来室当初は、ご自分を低く捉えてしまい自己肯定感の問題を抱えている場合もあります。ご自分を過小評価してしまっているのです。

 

複雑性PTSDの権威でいらっしゃるジュディスハーマン先生は、回復の3段階として「人間関係の再構築」という事を仰っています。非常に納得だなって思います。

 

つまりトラウマから影響を受けている人間関係の中では、回復と共に段々といい意味で適応が出来なくなるからです。低い自尊感情を抱えている中で繋がっていた関係性に対し「あれ〜?」って違和感を感じるからです。

 

ご自分が我慢をしている中で成り立つ関係性に段々と「嫌だ~!」って感じで適応が出来なくなって来られる。そしてご自分にとって心地よい関係性を求めていくようになります。

 

多くはご自分の本来の知的能力に見合った人間関係にシフトチェンジしていく感じがあります。それまでの人間関係で葛藤を抱えていた要因は、ご自分よりも知的に低い集団の中で、我慢をして合わせようとしていたストレスだったりする事も実際にあります。

 

ケースによっては、回復のステップとともに、周りの知的レベルが高い集団にどんどんと人間関係がバージョンアップしていく事もよくあります。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、親からの虐待によって自尊感情は傷つけられてしまい「自分ってこの程度」という感じで、自己肯定感が損なわれてしまっています。

 

トラウマ治療と共に「自分って良いもの」という自信を感じられるようになる。そして等身大のご自分に見合った人間関係の中にいる時、「心地良さ」を感じるようになるのです。

 

その関係性は、本来の”私”にとって居心地が良く、我慢やストレスを感じにくい関係性となります。そのような関係性ではストレスなくいられる為、さらにご自分がバージョンアップして行けるようになるのです。

 

ご自分に見合わない環境にいた時、分かり合えないストレスや孤独によって、本来の力を発揮していく事が難しかった。そんなストレスから解放されていきますと、のびのびと本来の”私”が成長してステージアップしていく様になるのです。

 

「私の世界はこんな景色か~!」っていう風な新しい世界が見えてくるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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