アダルトチルドレン 2023/03/10 (金) 10:44 AM
段々と暖かくなって来ますと、庭の花や野菜達が生き生きしている感じがあります。グリーンピースの花もちらほらと咲き始めています。今年はいっぱいグリーンピースを植えました。
これからの収穫が楽しみであります。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。色々な方々の回復されるステップの中に、自由になるヒントがあるのかも知れないと思います。
私は昔、物凄く自信がなくて「周りが凄い人ばかりで自分は人一倍頑張らないといけない!」って思っていた時代がありました。
イメージの中では羽を一生懸命にバタバタさせて必死に浮き上がらなければならぬ!って感じで「バタバタ、バタバタ」とせわしなくやっていた感じがありました。
だけれどもそれをやればやるほど何だかちっとも楽しくなくて「う~」って感じになっていました。なんでそれをやっていたかと言うと、自分を真っ向から信じていなかったからでした。
自分の感覚や自分の考え、それは間違っている。だから周りは正しいから、何とか追いつかねばとなっていた。何故ならば、どこにいっても人とうまく調和をもってやれない自分がいたからでした。
師匠に一生懸命に対人関係の問題を治療してもらう。だけれどもそれをやって頂いても、次から次へと人間関係の葛藤や孤独な出来事が押し寄せてくる。
段々と「あ~もう自分は変わらなくていいんだな」って気がついてから、楽になったのでした。自分がどう頑張っても無理な関係は無理。
この自分で心地よく楽しい人間関係があれば、その関係を楽しみ、そして大切に育んでいこうって思えたのでした。そうした時に、私にとって楽な人間関係の中で生きる経験をする事ができるようになったのでした。
この中でのポイントは自己肯定感の低さと、自分の知能を過剰に引く見積もっていた問題が潜んでいるのかも知れません。
原家族では父親からとにかく否定されつづけられていた。そして私の中には「自分にとって自信を感じられるものは何一つない」と言うぐらいに自己肯定感が下がってしまっていたのでした。
その中で的確な”鏡”として師匠の前に立った時、師匠は私にとって本当に必要な課題は提示してくれるけれど、私を過度に否定すると言うことがない安心感を感じたのでした。
「あ~私ってそこまで思っていたほどの感じではないのだな」と思った時、自分の中の自尊感情と、自分軸が次第に育って来たのでした。私を主軸とした自分軸が見えて来た時、自分の立ち位置がようやく見えて来たのでした。
「自分はダメだ、いいところなんて一つもない」って信じていた。そして私を取り巻く人間関係からも否定されていました。
「それは何故か?」
自分にあった適度な自尊感情と自信が備わって来た時、改めて周囲を見渡した時そこでの人間関係はバランスが悪い状況があったと気がつけた時、手放すことができたのでした。
幼少期のトラウマの問題、機能不全家族の葛藤から、目の前の勉強に取り組むことができなかった。だから自分は能力がないと信じていました。
だけれども再び、自分の興味のある心理学の勉強をし始めた時、自分の知的な側面の成長が再スタートしたのだと感じました。
そして見えて来た地平は、当初思っていた「自分は全く能力がない」と言う感覚とは別の感覚でした。
幼少期からのトラウマ、アダルトチルドレンからの回復は、ある意味、改めてご自分を見つめ、それを大切に育ててあげるステップかも知れません。
ご自分の中にある様々な「可能性」や「力」に光を当て、そしてそれを大切に育ててあげるステップ。
少しずつ少しずつ成長していくと、それまでの繋がっていたご自分の力を奪う関係性を捨てて、ご自分にとって力を与えあう楽な人間関係が構築されていくのですよね。
”私”の本来の姿を映し出す”鏡”の前に立ってみる。すると素敵なご自分の本来の姿が見えてくるのですよね。
●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。
【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい。
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