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アダルトチルドレン

本来の”私”の姿に戻る

アダルトチルドレン   2024/08/24 (土)  9:19 AM

今日も横浜はとってもいい天気であります。

オフィスの近辺のみなとみらいの場所は「THE SUMMER~!」って感じの雰囲気であります。

 

庭の水やりをしている時、胡瓜達をしげしげと眺めていました。5㎝ぐらいの小さい胡瓜があちこちになっていました。これからが収穫時であります。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。よくご自分に向き合いながら、一歩一歩着実に回復のステップを歩まれていらっしゃるなと感じます。

 

回復の中で、意外と自分自身の変化というのは気がつきにくいと感じる事があります。常に自分と一緒にいる感じなので、「自分が変わった」という風には感じにくい面もあるように感じます。

 

その中で非常に興味深いのは、「周りのご自分に対する対応が変わってくる」という事が良くあります。

 

「自分は自分だ~!」って感じなので、あまり変わった感じがしないって思うけれど、ご自分を取り巻く人間関係から投げられるボールのニュアンスが、結構変わってくるという事がありますね。

 

「あれ?」って感じで、それまで感じなかったボールが投げられてくる事に、違和感を感じたりという事があったりします。トラウマからの回復は無意識的なのだなって事を思います。

 

自然と本来の”私”の姿に戻っていくので、その変化によって周りからのフィードバックが異なってくるようになるのです。

 

それまで分からなかった事がわかり、そして見えなかった事が見えてくる。だからそれまでトラウマによる感覚麻痺で「別に・・・」って感じで反応しなかった事に「あれ?」「え?」って反応するようになるので、相手から投げてくるボールもまた違ってくるのですよね。

 

周りから映し出される”鏡”によって、ご自分の変化や力や成長を認識する事もあったりします。

 

相手のボールの背後にあるメッセージを受け取り、そこに含まれるメッセージを思った時、「あ~自分は力が付いてきたのだな」「あ~自分は周りからしてみると、そんな存在なのだな(肯定的)」って事が、周りの人達からフィードバックで見えてくるのです。

 

そうやって回復のステップとと共に、次第に周りの環境における関係性が変わり、少しずつ力をつけていかれるようになります。

 

自然と本来の”私”の姿に戻っていく。

そんなナチュラルな回復なのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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