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アダルトチルドレン

本来の”私”の姿に戻って行く

アダルトチルドレン   2024/07/18 (木)  2:44 PM

先日は胡瓜を定植しました。種から育てた胡瓜の苗ですが、ようやく定植出来ました。これからの成長が楽しみです。

 

日々、様々な方々の回復を拝見しています。心というのは目に見えないけれど、確かにそこにある感じがあると思います。

 

「自由に生きる」という時、親との関係性について見て行くと、その自由の足かせとなっている本質が浮き彫りになって行く感じがあるように思います。

 

人は言葉で表現している事と、内心で思っている事というのが差があったりするなって事を感じます。これをダブルバインドと言います。言葉と内心が一致していない。

そうすると受け取り側は混乱してしまうというもの。

 

実際に親と子の関係でこのダブルバインド状態で、自由を拘束されてしまうという事があったりします。

 

とかく親と子の能力差や、子供の方が秀でている場合、親はその子供の力を喜びながら育てて行くというよりも、内心「嫉妬してダブルバインドで力を削ぐ」という事を水面下でやっていたりすることもあります。

 

親自身が自分の人生に対して葛藤を抱え、そして劣等感や怒りを抱えている場合「子供には幸せになって欲しい」というよりも、「自分と同じように苦しい人生を生きて欲しい」と、子供の力を削ぐことで自分の人生の惨めさを埋め合わせをするという場合があったりします。

 

だけれども言葉では真逆の良い事を言っている場合があります。そんな時、無意識の水面下では親子関係の本質が浮き彫りになってくる場合があります。

 

心は目に見えないけれど、非言語的にコミュニケーションをやり取りをしていると言われています。怒っている人がいると、その側にいると相手のイライラ感が伝わってくるという事があるかもしれません。

 

自由に生きる事が難しい背景には、親の言葉では語らない非言語的な怒りや恨みを請け負ってしまっているという事が考えられることもあります。

 

親自身の人生の不甲斐なさや惨めさを、子供に嫉妬し内心怒りを抱え、いざという時に子供の足を引っ張って子供の人生を破壊してしまう。

 

そんな無意識下で請け負ってしまった、親からの不要な執着や怒りから解放されていきますと、生きるのが楽になって来られますね。「あ~楽だ~」って思えるのは、不幸な親の怒りを請け負わなくなったから。本来の”私”の姿に戻って行く事が可能となるのです。

 

本来の”私”は色々な可能性に秘めた存在であり、人生を自分のために生きていける存在でもあるのです。そんな姿を拝見させて頂くのが楽しみであります。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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