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アダルトチルドレン

本来の”私”に戻っていくステップ

アダルトチルドレン   2024/07/06 (土)  12:47 PM

庭の方では胡瓜の苗がジワジワと大きくなっています。

成長が早い感じです。種から苗を作成中です。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。ご自分に向き合い着々と力をつけて来られていらっしゃるなと感じます。

 

アダルトチルドレンからの回復は非常に興味深いなって事を感じます。

その回復は本来の”私”に戻っていくという感じがあると実感します。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、過去のご自分を虐待をした親と繋がってしまうという事が否応がなく起こってくる感じがあります。

 

過去の出来事がトラウマとなった場合、その時の記憶と感情は、当時の昔のままの状態となってしまう。そうするとトラウマの過去の、ご自分を傷つけた親と繋がってしまうという事が起こってくるように思います。それは非常に「生きづらさ」になってしまうという事が起こってくるように思います。

 

本来の”私”と親とは、知的な面、生き方の価値観の面、様々な側面でかなり差があると感じています。同じ家族で親ー子だからと言って、同じという事は無いかも知れないと思います。

 

ある意味トラウマとして背負ってしまった場合、ご自分の中にご自分を傷つけた親の属性が植え付けられてしまうという事が起こるようにも思います。

 

「自分=本来の私+トラウマを植え付けた親」という風に、自分の中に「異物」として親が入り込んでしまう。それらが日常生活の中で、自由に生きる際に誤作動を起こすようにも感じます。

 

トラウマの問題から解放されていきますと、段々と本来の”私”に戻っていかれるようになりますね。トラウマから派生する様々な問題から解放されて、シンプルに”私”を生きられるようになります。

 

それまでトラウマを背負っていた事によって、親の属性を背負い、それが「生きづらさ」の原因となってしまっていた。そこから解放されると、心から求めている自由に向かって歩いてけるようになります。

 

自由を阻害する親から解放されて、広い世界を生きていけるようになるのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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