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アダルトチルドレン

本来の姿を映し出す”鏡”

アダルトチルドレン   2024/02/04 (日)  12:47 PM

今日はちょっと寒い1日です。段々と2月らしくなってきたなって感じです。

 

日々、様々な方々のお話をお伺いさせて頂いております。非常にそれぞれの無意識の旅のステップは興味深く感じますね。

 

それぞれがそれぞれの個性溢れる回復のステップ。非常に美しいな~!って事を感じます。

 

本来の自由な姿に戻っていかれるように感じます。自分の姿って事を思った時、そこには色々な影響が出ている場合があるように感じます。

 

私自身も、大学院時代から教育セラピーとして師匠の面接を受け続けています。セラピストとして皆様の姿を美しく映し出す鏡としているべく、継続しています。

 

昔は私は自分でも言うのもあれですが、「馬鹿なフリ」をする癖がありました。本当は周りの事は見えていて、色々と感じる部分があるのですが、どうしても「馬鹿で弱い人間のフリ」をしていました。

 

だからついついそのボールを投げていく。そして周りからそういった対応に見合うボールが投げ返される時、「いつもの事だな」とどこか悲しくもあり、だけど居心地のいいポジションにいる気がしていました。

 

だけれども師匠はどうも、その私の「馬鹿なフリ」のボールを真に受けない感じで「あれ?」って最初思った記憶がありました。「私は馬鹿で弱い人間なんです~!」って事を打ち出しても「あなたは違うでしょう」って言うフィードバックが返って来てしまう。「見抜かれているな」って思ったのでした。

 

この「どういった姿として生きるか?」って言う側面は、それまでの関わって来た人間関係によって影響を及ぼすと感じます。

 

周りの人からのフィードバックによって、「自分って足りていない存在」とか、また「罪深い存在」とか「何をやってもダメな存在」とかって言う風になってしまう。

 

だけれどもそれを詳らかに眺めた時、それは周りの人間によって作られてしまう面もあるように感じます。

 

例えば、周りにいる人がコンプレックスを抱えている。そのコンプレックスを隠すために人をダメ出しする必要がある。その影響で「ダメ出しをされた結果」「自分って何をやってもダメ」ってなってしまう。

 

また「私は正しい・周りは間違っている」と言う人と一緒にいる事で、常に罪の意識を感じ薄汚れた感覚になってしまうこともあるかも知れません。そんな偽りの姿というものが作られてしまっているように感じます。

 

本来の姿は別の所にあるなという事を、多くの方々の回復される姿を拝見させて頂くと感じます。

 

そんな皆様方の本来の美しい姿を映し出す”鏡”としていたいなと感じるのでした。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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