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夫婦間葛藤

”家族”を共に守っていくパートナー

夫婦間葛藤   2025/02/05 (水)  3:51 PM

庭の方では菜花やロマネスコなどが元気にしています。地植えにしますと、知らず知らずのうちに菜花は大きく成長しています。「じ~」っと眺めてみると、その変化はとっても楽しいです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。一歩、一歩、着実歩きながら力をつけていらっしゃるという風に感じます。

 

彼らの回復されるステップを拝見する時、人はどんな事があっても、それを乗り越えて自由になっていく力があるのだなって事を感じます。

 

当相談室では色々なご相談をお承りさせて頂いております。

その一つにご夫婦関係葛藤などの問題がございます。

 

これらの問題の背景には、それぞれの原家族でのトラウマなどの問題が潜んでいるという事が、多くのこちらの問題を抱える方々のお話をお伺いさせて頂く中で実感する事であります。

 

ご自分にとって大切なパートナーに対し、どうしても怒りや不信となってしまう。

 

幼少期のトラウマ、虐待などの問題を抱えていますと、対人関係などにおいて「怒り」に転じやすくなってしまう事があります。心の中にトラウマを抱えている事で、日常生活の様々なストレスなどによって、その地雷を発火させてしまうという事が起こってくるのです。

 

これらの一番の問題は、ご自分にとって大切なパートナーや家族に対し、それらの感情が出てきやすいという事です。

 

本来は「家族」はご自分にとって安全基地であり、安心できる場所なのだけれども、ご自分の幼少期に抱えてしまったトラウマによって、その大切な対象に対し「怒り」と「破壊」の感覚が出てしまう。

 

トラウマの問題を抱えてしまう時、それらは「トラウマを受ける側」となったり、「ご自分を虐待した親と同一化してしまう」場合がございます。

 

トラウマから解放されて行きますと、それまでどこか相手を「敵」のような感じで捉えていたところから、少しずつ相手の本来の美しい姿が感じられるようになります。

 

ご自分にとって唯一無二のパートナーであり、大切な家族を共に守る相棒として、相手の存在を感じられてくるのです。

 

共にこれからの人生を自由に生きるパートナーとして、素敵な関係性が構築されていくのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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