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家族問題

”家族”の一体感と調和

家族問題   2021/06/12 (土)  2:20 PM

日々、様々なクライアントさんの回復の姿を拝見しています。ご来室当初は「この問題から解放されるのだろうか?」と、不安や絶望感を抱えながらご来室されます。

 

 

面接経過と共に少しずつ少しずつ、ご来室される方々の表情、服装等が段々とその方らしく美しく輝いてこられます。瞳に希望の感覚が宿っているのが見えて来ます。

 

 

師匠の大嶋先生から「懐にいい手紙を入れて接するんだよ」と指導をされました。「懐にいい手紙」を入れて淡々と面接を重ねて行く。すると次第に段々と見えてくる景色が変わって来られます。

 

そして「可能性のある未来」が見えてくるのです。

 

 

ご家族問題やアダルトチルドレンの問題を中心としたご相談をお承り致しております。家族の回復というのは、非常に興味深いなと実感します。

家族は「親ー子」という繋がりの中で、一つの共同体のような感じがあるように思います。

 

 

ですので家族メンバーのお一人が変化していく事で、家族という共同体も少しずつ少しずつ自由に変化していくのですよね。

 

 

「世代間連鎖」という言葉があります。上の世代からの様々なトラウマの出来事が、下の世代に影響を否応がなく影響を及ぼしてしまう。

 

 

それは家庭内の問題のみならず、学校や会社などの社会環境的な要因、様々な要因が「家族」に影響を与えてしまうのです。上の世代からの様々なトラウマや苦しみが落とし込まれてしまい、家族問題として家族メンバーが様々な問題を抱えてしまう事は良くございます。

 

 

実際に不登校の問題を抱えているお子さんは、上の世代のお母様とその母(祖母)との葛藤から解放された時、お子さんが自然とご自分がなさりたい事をなさり、そして自由に広い世界を生きるようになったケースもあります。

 

 

このように「家族」というのは繋がりの深い、一種の共同体のような感じであるからこそ、家族メンバーのお一人が自由になっていく事で変化が生まれ、家族全体が「一体感」と「調和」の中で自由になって行くことが出来るのかも知れません。

 

 

「家族が"私"の一番の応援団」という、素敵な「一体感」と「調和」の繋がりのある家族に回復されて行くのです。

 

 

そんな「一体感」と「調和」のあるご家族の中で、素敵な笑顔でおられるお姿を拝見させて頂くのが、とっても嬉しく思うのです。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

著書 

『甦る魂』はこちらをご参照下さい

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