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アダルトチルドレン

大切な”私”を磨いていくステップ

アダルトチルドレン   2023/03/19 (日)  1:00 PM

今日は横浜はとっても良い天気であります。庭を朝方眺めていましたら、じゃが芋の芽が発芽していました。ヒヤシンスも咲き揃っていました。これからの成長が楽しみです。昨年秋に植えたダリアの方は、まだまだ冬眠中という感じのようです。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。

 

セラピストとしてご来室される方々の本来の姿を映し出す鏡としている感じですが、私自身も皆様から映される鏡によって「なるほど~」って感じに自分自身を振り返る感じもあるなと思います。

 

共に繋がりながら、自由な世界へと歩いていく関係は非常に心地よいなと感じております。

 

アダルトチルドレンの問題を抱えていますと、自ずと自己肯定感の問題を抱えてしまうという事は良くあることかも知れません。

 

幼少期からの機能不全家族中で成長してくる過程で、トラウマ(複雑性PTSD)の問題を抱えることによって、それらの問題(PTSDの症状、自己肯定感、対人関係の問題、感情の不安定)を抱えてしまうのです。

 

そこからの回復のステップというのは非常に興味深いなって感じます。回復されて行かれる方々の共通点があるなと感じております。

 

それはご自分を大切に磨いていかれるようになるという事ですね。大切なご自分に対し、色々な事を与えてあげる。

 

ある方はご自分を美しく磨くためにレッスンを受け始める。

 

またある方はご自分の興味関心を深めるために、新たに学校に入られる、勉強をなさる。

 

またある方はご自分が楽になるための時間を作り、楽しい事をしてあげるルーティンを作ってあげる。

 

そんな形で、大切なご自分に磨きを掛け、そして「与えてあげる」という事をなさるのですよね。これは非常に大切なことだなって思います。そうする事で自己肯定感も上がってくるように思います。

 

幼少期のトラウマの問題を抱えていますと、理不尽な形での虐待や支配を受けてしまう事がよくあります。それによって怒りや恨みの感覚に執着をさせられてしまうのですよね。それは当然の感情かもしれません。

 

だけれども怒りや恨みの感覚を抱えれば抱えるほど、ご自分にとって不快な対象と繋がってしまう。トラウマの過去に引っ張られてしまう。しかしそこにはご自分にとって「何か」が得られるこという事は難しいのですよね。

 

その中でご自分にとって不快な相手は相手にしない。そして大切なご自分に磨きを掛けて、ご自分が更に美しくバージョンアップしていける方向性の展開は、非常にこの点においても有効なのですよね。

 

戦場を越えて戦い抜いてきたご自分をねぎらい、そしていたわってあげる。そしてそんな大切なご自分を丁寧に磨きを掛けて行く。

 

するとそこで繋がってくる人達はかつてのご自分を傷つけるような人間ではなく、ご自分にとって心地よい人間関係が広がって行くのですよね。

 

ご自分にとって必要ないモノは捨てて行く。そしてご自分が希望する人や環境を求めて行く。

 

そうして行く事で、本来の美しい姿に磨きかかかり、自由に生きていく事が出来るのかも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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