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アダルトチルドレン

偽りの自分を手放して生きる

アダルトチルドレン   2023/02/19 (日)  10:45 AM

段々と春らしくなって来ていますね。通勤がてら歩く道端には水仙の花が綺麗に咲いていました。「そろそろ春かな?」って感じであります。

 

日々、様々な方々の回復されるステップを拝見していますと、非常に興味深いなと感じております。

 

何となく感じるのが、ご自分の能力を抑圧したり、ダメな自分っていう役割を背負う事で周りとバランスを取っている(取らされている)かも知れないという事です。

 

私自身もかつて「ダメな自分を打ち出す」癖がありました。「自分は自信がない」「自分が考えている事はつまらない事だ」って心底信じていました。

 

師匠の教育セラピーを通じて、少しずつ「まるっきりそうではないかも知れない」という風に感じるようになって来ました。

 

だけれども、かつての職場では「何もわかりません~」って感じの天然キャラを演じていました。

 

そんな時同僚から「どうして大塚さんは、ある上司の前に行くといつも考えている事を言わないで隠すのですか?」って鋭い事を言われたのでした。無意識にやっていたので「えっ!」って思ったのでした。

 

ダメキャラを演じる事で、上司からやられる可能性がある攻撃を無意識に回避をしていたのでした。回復と共に、自分自身を出しても大丈夫な人間関係にシフトして行きました。逆に偽っていると相手にされない人間関係の中に身を置いている感じがります。

 

人間関係では2・6・2の構造があるって聞いた事があります。

 

アリの話で言いますと、「働きアリ」、「普通のアリ」、「怠け者のアリ」という3種類に分けられている。「働きアリ」が有能なポジションでいられるのは、この構造によって保たれているようですね。

 

人間関係でも同様な事が起こっているのではと師匠が仰っていて、「なるほど~」って思った事があります。

 

ご自分の中にある本質を出してしまうと、2・6・2の構造が崩れてしまう。だからその変化の過程で「バランスを崩すな~!」って感じのごとく、周りからの影響が起こってくる事も実はよくあるかも知れません。

 

そんな事を考えると、ご自分を卑下したり、自信がないという事は、ある意味、その奥に眠っている力を隠す事で、周りとバランスを取っているという風に考えられるのかも知れませんね。

 

本来ある力を抑圧しバランスを取る。

 

その足かせが取れた時、「本質の美しさ」を打ち出しながら自由に生きていけるのかも知れません。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい。

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