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アダルトチルドレン

世代間連鎖から解放され自由に生きる

アダルトチルドレン   2024/07/25 (木)  1:49 PM

毎日暑い日が続きますね。お体お大事にご自愛下さいませ。

 

日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれが生きる力を取り戻し、自由に生きていかれていらっしゃるなと感じます。その姿は非常に美しいなと感じております。

 

当相談室では様々なご相談をお承りさせて頂いております。

その一つにアダルトチルドレンの問題がございます。

 

本来の私の姿で生きられない、大人になってから「生きづらさ」を抱えてしまう問題などがあります。

 

そのアダルトチルドレンの「役割」には色々なものがありますね。スケープゴート、イネイブラー、クラン、ヒーローなどの役割でもって生きるというパターンを抱えてしまう。

 

その一つのスケープゴートなどの問題は、本来の能力があっても親からの虐待や負の感情をぶつけられたり、また親からの嫉妬によって能力を発揮しようとした途端に潰されてしまい、スケープゴートとして生きるように強いられるという事があったりします。

 

「自分には能力がない」、「自信が無い」などという問題の背景には、ある意味真逆の性質をもっているからこそ、上の世代である親達から嫉妬されて潰されているという事があったりするかも知れません。

 

親の実は抱えていたコンプレックス、親自身の苦しみを子供が背負わされる事で、家族全体がバランスを取れる事があったりします。

 

同じ家族で親子であっても、見える世界や能力は異なっている場合があります。親だから子供よりも優秀であるとか、色々な事が分かっているという風に思いがちかもしれませんが、親とは真逆の性質や力を持っている場合もあります。

 

そんな時、その子供が持っている力をスケープゴート化する事で、親は自分の脆弱性を守り、バランスを取ろうとする事があります。

 

ご自分が「生きづらい」という事を振り返る時、親の抱えている人生の負の重荷を背負わされている可能性もあるかも知れません。

 

そんな上の世代からの影響を整理し解放されていきますと、次第に”私”の世界はもっと自由に広がっていくようになります。

 

どんなに頑張ってもうまく行かなかった事が自然と取り組めるようになり、生きるのが楽になって来られるのですよね。もっと自由に可能性を広げていけるようになるのですよね。

 

●ご興味のある方はこちらからご予約を頂けます。

 

【執筆者情報】

 大塚  静子

 

資格

  • 臨床心理士(NO:18162)
  • FAP療法上級資格取得

 

所属学会

  • 日本臨床心理学会
  • 日本ブリーフサイコセラピー学会
  • 国際トラウマティックストレス学会
     (International Society for Traumatic Stress Studies)

 

経歴

  • 2005年 アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院 臨床心理学
    修士課程卒業
  • 2005年7月 アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックにて依存症治療に携わる。
  • 2009年7月 アダルト・チルドレン第一人者の斎藤 学先生がやっておられるIFF・CIAP相談室勤務。家族臨床、トラウマ治療について研鑽を積む。
  • 2014年7月 横浜にてカウンセリングルーム・グロース設立。
  • 2015年4月 浦和大学 総合福祉学部 非常勤講師 「心理療法」,「精神保健学」担当

 

研究実績

研究実績はこちらをご参照下さい

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