毒親 2024/12/11 (水) 1:53 PM
今日はとっても暖かい横浜であります。紅葉が美しい季節になりました。
日々、様々な方々の回復される姿を拝見しています。それぞれが怒涛のトラウマを乗り越え、そしてなおかつ「自由に生きたい」と求めていらっしゃいます。
非常に素晴らしいなと感じます。
回復と共にご自分の本来の姿に戻り、自由に生きていかれます。その姿は非常に美しいなと実感します。それだけ潜在的な本来の能力や可能性があるという事だと感じます。
「毒親」という言葉がありますが、その親を持つ事によって、その潜在的な可能性や能力を発揮しにくくなってしまう事があるように思います。
それは親自身の能力の限界によって、子供という立場の存在は影響を受けてしまうという事があるからです。
親自身も世代間連鎖によって、上の世代の苦しみを背負い人生に対する不甲斐なさや怒りを抱えている事があるように思います。下の世代である子供に対し、親の抱えている恨みや怒りを背負わされてしまう事が色々な形で起こってきます。
それは親からの理不尽な形での様々な虐待や支配という形で、「本来ある力」を削がれるという事が起こってしまう。子供が潜在的な能力や可能性があればある程、その力に対して親からの嫉妬の怒りを植え付けられてしまい、人生が自由とは真逆の方向になってしまう事があるかも知れません。
そういった潜在的な能力があるが故に、可能性が抑制されてしまい「自由に生きられない」という事が起こってくるのです。
しかしこれらのシナリオは表面的には見えにくく、「どうして自分は自由に生きる事が出来ないのか?」という本当の理由は無意識下に抑圧されている事もあるように感じます。親から虐待される理由は「ご自分に問題がある」などと、色々な理由で親自身の人生に対する怒りや不甲斐なさを背負わされてしまう事もあるかも知れません。
とどのつまり、親は子供に自分より可能性を広げて自由に生きて欲しくない。何故ならば親が自由に生きられていないから。その親自身が抱えている怒りや不甲斐なさを解決するために、子どもが存在するというカラクリがあったりします。
これらのしがらみを手放していくにつれて、次第に「ご自分の自由と可能性を広げていく事ができるようになります。
”私”の大切な人生を生きる事ができるようになるのです。
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【執筆者情報】
大塚 静子
資格
所属学会
経歴
研究実績
研究実績はこちらをご参照下さい
著書
『甦る魂』はこちらをご参照下さい
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